歩いているだけで好奇の目にさらされ、車に引きずり込まれそうになったこともあるんです——。Mカップを武器に活動しているグラビアアイドル・ももせももは長年、自らの体型をコンプレックスとして抱え、下を向いて生きてきた。
大阪・日本橋でのスカウトから3年間悩み続け、ついにグラビアの世界へ飛び込んだ彼女を変えたのは、母の言葉と、幼い頃から憧れてきたあの人との、奇跡的な再会だった。デビュー8年目を迎えた今、あの日の決断を振り返る。(前後編の前編)

【写真】Mカップグラドル・ももせももの撮り下ろしカット【11点】

――まずは芸能界入りのきっかけから教えてください。

ももせ それまでは普通に保育士として働いていました。ある日、大阪の日本橋のゲームセンターに入ろうとしていたところを、今の事務所の社長にスカウトしていただいたんです。

――社長はなぜ日本橋に?

(同席した社長) 僕は仕事でグラビアDVDの発売イベントがあって、その移動中でした。たまたま通りかかったら、「とんでもない胸の人がいる!」と思ったんですよね(笑)。「普段あまり大阪に来ないし、名刺だけでも渡しておこう」と思ってお声がけしました。これまでもこれからも、外で女の子に声をかけたことはないんですけど、さすがにこのサイズは!と。

――まさに奇跡的な出会いだったんですね。

ももせ 本当にそうです。今思えば、あの瞬間がなければ「ももせもも」になっていないので感謝しかありません。
ただ、当時は芸能事務所というよりはAVのスカウトがすごく多かったんです。当時はまだ規制も緩くて、大阪の梅田や難波などの繁華街に行くと、すごい数のスカウトがいて。お母さんと一緒にいても声をかけられるくらいでした。

――親と一緒でも!?

ももせ うちの母、ちょっと若く見えるので、友だちと思われたのかもしれないですけどね(笑)。「母です」って言うと、みんな気まずそうな顔をして去っていくんです。だから社長に声をかけられたときも、「これもまたAVのスカウトかな」なんて思いながら話を聞いていたら「芸能事務所をやってて…」っておっしゃってくださったんですよね。

――すぐには信じられなかったのでは?

ももせ 確かに芸能界って怖いイメージがありました。正直、「グラビアだよ」「芸能だよ」って言いつつAVへ斡旋する、みたいな偏見があったので信じられなかったですね…。だから事務所のことを調べたり、やり取りをさせていただきながら、結局3年間悩みました。

――3年間は長いですね。

ももせ 今思えば、なんでもっと早く決断しなかったんだろうって思うんですけどね。最初の悩みは「怪しいか、怪しくないか」っていうところでした。
でも、安全な事務所なんだって分かってから、また別の悩みが出てきたんです。

それまで彼女は、自身の体型を隠して生きてきた。その類まれなスタイルゆえに、好奇の目に晒されたり、時には危険な目に遭うこともあったという。

ももせ 歩いてるだけで嫌なことを言われたり、車に引きずり込まれそうになる怖い目に遭ったこともあって…。この体のままで歩いてるのは危ないっていう意識があったんです。そうやって体を隠していると、性格もどんどん暗くなっちゃって。今みたいにおしゃべりもしないし、常に下を向いているような状態でした。

――表舞台に立つというのは、相当な覚悟が必要だったのでは。

ももせ そうですね。「表に出ても、さらに世間から好奇の目で見られて叩かれたら、もっと暗い人間になってしまうだろうな」「世間に受け入れてもらえるんだろうか」という悩みもありました。一般人として生きてるだけで嫌な目に遭ってきたのに、さらに大勢の目に触れることに対して、自分のメンタルが耐えられるかどうかが一番引っかかっていましたね。

そんな彼女にも、密かに抱いていた憧れがあった。
小学生の頃に出会った、あるグラビアアイドルの存在だ。

ももせ もともとグラビアアイドルが大好きで、小学校4年生のときにコンビニで雑誌の表紙になっていたMEGUMIさんを見て、「すごいかっこいい!」って思っていたんですよね。私はこの体型になったことをネガティブに捉えていたのに、MEGUMIさんは胸を張っていて、すごくキラキラして見えました。でもそれは、「あんなふうになりたい」というよりは、自分と真逆でかっこいいヒーローを見るような目線だったんです。

――まさか自分がその世界に足を踏み入れることになるとは。

ももせ 思ってもみなかったです。私が憧れてたグラビアアイドルと自分があまりにもかけ離れているから、自分がなったところで理想の像にはなれないだろうなって。そのギャップに自分が耐えられるかどうかも、すごく悩みました。

――決断できた理由はなんだったのでしょう。

ももせ 最終的に決心できたのは、一つは母の後押しです。私が密かにグラビアに憧れていることを知っていたみたいで、「今まで体型のことで嫌な思いもしてきたけど、それが少しでもプラスになる可能性があるんやったら、やってみたら?」って。「もしダメやったら、いつでも帰ってきたらいいねん」とも言ってくれたんです。


――お母様の一言がとても大きかったんですね。

ももせ それで気持ちが揺らいでいるとき、社長から「浅草の三社祭に来てみない?」って誘われたんです。『FLASH』の編集長さんや、グラビア関係者が毎年集まる場があるから、そこで辛口な意見を聞いてみたら判断材料になるんじゃないかって。それでご挨拶に行ったら、MEGUMIさんがいらっしゃったんです。

――憧れだったご本人が!

ももせ もうびっくりして、緊張して何も話せなかったんですけど、社長が「この子、グラビアアイドルになるか迷ってる子で」とMEGUMIさんに話してくださって。そしたら、「絶対にやったほうがいいよ!」って言ってくださったんです。それが一番、背中を押してくれました。

――それは何よりも響きますよね。

ももせ MEGUMIさんも、昔はご自身の体にコンプレックスがあったそうなんです。でも、表に出たことで解消された部分があったり、自分に自信を持てるようになったり、前向きな考え方ができるようになったりした、というお話をしてくださって。それが、当時すごく暗くなっていた私に一番必要なことだなって、心に刺さりました。「世間で引っ込み思案になってるよりは、表に出ちゃったほうが吹っ切れることもあるし、芸能界は楽しいよ」って言ってもらえたので、「やってみよう」と。
そのあと上京、デビューして、今に至っています。

▽PROFILE ももせもも
1993年7月15日生まれ、大阪府出身。身長160cm、B129.5・W70・H110のMカップ。元保育士。2016年のスカウトをきっかけに3年間の葛藤を経て2019年8月30日発売のファーストDVD『ももぱい』でグラビアデビューし、今年で8年目を迎える。特技は「おっぱい習字」。

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