グラビアアイドル・ももせもものバストは、小3でブラジャーデビュー、25歳まで成長し続けてMカップに到達した。ワイヤーから手作りのオーダーメイドブラジャーには20万円を超えることもある。
また外出時は自転車やバイク、ついには軽トラまで巻き込んだ"事故"も日常茶飯事だという。かつてコンプレックスの塊だった自分が、誰かの「希望」になれるように隠すのではなく、さらけ出すことを選び続けている。デビュー8年目、彼女が見据える先を聞いた。(前後編の後編)

【写真】Mカップグラドル・ももせももの撮り下ろしカット【11点】

――コンプレックスの塊だった身体で水着姿になるわけですが、とても勇気がいることだと思います。

ももせ 水着って、もうほぼ裸じゃないですか。ただでさえボディラインを隠す服を着ていたのに、真逆のことをするわけなので、不安はかなりありました。でも、それまでの私には「素でいられる自分の時間」がなかったんです。体型も含めて自分なのに、それを隠して生きてきましたからね。でも、水着になることで「ありのままの私を受け入れてくれる場ができた」と思えて、すごく気持ちが楽になりました。

――自分を偽らなくていい場所ができたわけですね。

ももせ 芸能の仕事って、キャラを作って違う自分を演じ続けなきゃいけないイメージがあったんですけど、私の場合はプライベートのときよりも「ももせもも」でいるときのほうが素でいられるんです。コンプレックスだったものが、武器になるなんて思ってもみなかったから、すごく嬉しいです。


――ちなみにいつ頃から、ご自身の体型を意識し始めましたか?

ももせ 小3のときです。担任の先生(女性)が連絡帳に、「そろそろブラジャーを買ってあげてください」って書いてくれたのがきっかけです。そこで初めて「私、やっぱりちょっと発育がいいんだな」って意識しました。

――初めてブラジャーを買ったときのことは覚えていますか?

ももせ おばあちゃんにデパートの下着売り場に連れて行ってもらいました。測ったら、その時点でDカップだったんです。お店の方に「うちのブラジャーは大人向けなので、お嬢さんが気に入るようなデザインがあるかは分かりません」って、すごく気を使って言われたことを覚えてます(笑)。ただ、たまたまイラストレーターさんとコラボしたポップなデザインのものがあったので、それを買ってもらいました。

――そこからの成長がすごかったとか。

ももせ 小6でFカップ、中学3年生でIカップ、高校を卒業する頃にはKカップぐらいだったかな。それで25歳ぐらいまで成長し続けて、今のMカップにまで成長しちゃいましたね。

――市販のブラジャーはどのくらいのサイズまであるものなんですか?

ももせ 日本のメーカーだと、Iカップぐらいまでは割とあるんですけど、そこがボーダーラインですね。途中からは海外の下着を買うようになったんですけど、それも入らなくなって。
今はオーダーメイドで、ワイヤーから全部手作りしていただいて、自分専用のブラジャーを着けています。

――ワイヤーから手作り!?

ももせ 1本作るのに3カ月はかかるんですよ。

――オーダーメイドってそんなに時間がかかるものなんですね。

ももせ まず、私の場合は合うワイヤーが既製品にないので、専用のワイヤーを工場に発注しないといけないんですが、最低でも30本単位でしか受け付けてもらえないんですよ。

――個人というより、業者のロット発注のような感じですね。

ももせ そうなんです(笑)。だからまず、ワイヤー30本分を工場に発注してもらって、それが10万円。そのワイヤーをお店にストックしてもらって、そこからブラジャーを作ってもらう。最初に作ってもらったときは型紙からの製作になるので、技術料も込みで15万円ぐらいかかりました。

――下着で15万円はすごい。

ももせ でも、このお話を去年1月にABEMAの密着番組で説明したところ、そのお店に胸が大きくて悩んでいる方たちからすごい電話がかかってきたらしくて、「ももせさんのオーダーメイドを見て、お客さんがたくさん来てます」って言ってもらえたんです。お役に立ててよかったなって思いました。


――プライベートではどんな服装が多いですか?

ももせ 今の時期だと、体型が分からないようなオーバーサイズのニットとかスウェットです。夏はマタニティウェアみたいなAラインのワンピースでごまかしてます(笑)。

――お仕事では体型を出すことに抵抗がなくなったのに、私生活では隠してしまうんですね。

ももせ もちろん何か言われるのが嫌っていうのもあるんですけど、一番は周りの人が危ないからなんです。

――危ないというと?

ももせ 自転車に乗りながら私を二度見して転倒しちゃう人が本当にいらっしゃるんですよ。バイクの方もいましたし、一番怖かったのが、軽トラックが横を走ってて、運転手さんが一瞬ちらっと私を見たんです。「やばいな」って思ったら、案の定、二度見、三度見したまま電柱に突っ込んでいって…。

――それは衝撃の事故です。

ももせ ナンパとかスカウトがどうこうの次元じゃなくて、8割方はびっくりして見られるので、「これはもう私のためにだけじゃなく、周りの人のためにも危ない」と。それからオーバーサイズの服を着るようになりました。

――今、一番楽しいと感じる瞬間はどんなときですか?

ももせ 最近、グラビアアイドルさんで胸の大きい子が増えてきていて、「ももせさんに憧れてグラビアアイドルになりました」って、メイクさんとかを通して聞くことがあるんです。それがすごく嬉しくて、やっててよかったなって思います。


――かつてMEGUMIさんに憧れていたご自身が、今度は憧れられる側になっているということですね。

ももせ いやいや、まだまだですけど、そうなれたら嬉しいなと思ってます。

――これから、どんな活動をしていきたいですか?

ももせ 私は自分の容姿がコンプレックスで暗くなってた時期が長かったんですけど、体型だけじゃなく、顔の特徴とか、他のことで同じように悩んで自分を嫌いになっている人って、いっぱいいると思うんです。そういう人たちに、「私みたいな人が表に出て堂々としてるんだ」って、私がMEGUMIさんを見て思ったみたいに希望の一つになれたらいいなって思います。

――素敵な目標です。

ももせ そのためにも、もっとバラエティとかメディアに出て、日本中に認知されるようになりたいです。グラビアは続けていきたいんですけど、「センシティブだから使いにくい」っていう枠を越えたい。セクシーなだけの扱いじゃなくて、「マスコットキャラクターだから」っていう意味で、その枠を飛び越えたいなと思ってます。

▽PROFILE ももせもも
1993年7月15日生まれ、大阪府出身。身長160cm、B129.5・W70・H110のMカップ。元保育士。2016年のスカウトをきっかけに3年間の葛藤を経て2019年8月30日発売のファーストDVD『ももぱい』でグラビアデビューし、今年で8年目を迎える。
特技は「おっぱい習字」。

【前編】Mカップグラドル、MEGUMIの言葉が決断させた芸能界入り「表に出ちゃったほうが吹っ切れるって言ってもらえて」
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