かつて‟バラエティの女王”と称された小島瑠璃子が約2年半ぶりに芸能活動を再開し、再び注目を集めている。その理由は華やかな成功談ではない。
活動休止中の「年収0円」告白、過去に取りざたされた‟不倫疑惑”報道への本音、そして現在のリアルな状況――逆境を包み隠さず語る姿勢が、共感とエールを呼んでいるのだ。

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小島は2023年に大手事務所ホリプロとのマネジメント契約を解消し、同年にサウナ事業を手がける会社経営者と結婚。その後、第1子となる男の子を出産し、活動を休止していたが、昨年2月に夫が若くして他界したことで状況が急転した。同年10月に芸能活動の再開を発表。現在は育児やタレント業と並行して、実業家としても活動している。

小島は2月19日に出演したABEMAのバラエティ番組『資産、全部売ってみた』で、活動休止中の年収が「0円」だったことを赤裸々に明かした。もともとは「車が好きで、お家も大きいところに住んでいた」というが、「生活水準を下げることに1ミリも抵抗がない」とし、収入減で住む部屋が狭くなっても「なんとも思わない」と断言した。

実際、状況に応じて生活を変えることに躊躇はないようだ。お笑いコンビ・令和ロマンのYouTubeチャンネルに出演した際には、「今は服を選んでいられる身分ではない」という理由で、大半の服を処分する予定だと告白。以前は「めっちゃ衣装持ちで、服だけのための部屋をつくっていた」というほどのファッション好きだったが、現在は「(同じ黒のトップス)3枚とジーンズだけで回している」という。育児、事業、芸能活動をすべて自分でやろうとすると時間がないため、「何かをいったん切らないと無理だから服を切ろう」と決断したという。

小島といえば、2020年に人気漫画家との交際が報じられた際、一部で‟不倫略奪疑惑”が取りざたされ、激しいバッシングを受けた。
小島は先の番組で当時を振り返り、「熱愛報道が出て、不倫だって言われたんですよ。本当に違って、不倫じゃないという証拠の記事も出たんですけど、そっちはまったく見られなくて…」と説明した。

さらに「最初に憶測で不倫だって第一報で書かれたものを、全員に信じられてしまった。そのあと、どういう事実の記事が出ても、それは浸透しきらず終わってしまった」と語り、一度情報が広がってしまうと訂正されにくい現実に苦しんだ過去を明かした。

不倫疑惑のスキャンダルは芸能人にとって致命傷になりかねず、そのイメージは簡単に消えるものではない。憶測で広まったものなら‟恨み節”になってもおかしくないが、彼女は一度広まった情報を修正することの難しさという社会的な視点に、自身の体験を冷静に落とし込む強さを見せた。

また、自身のYouTubeチャンネル「小島瑠璃子のるーちゃんねる」では、あるメディアのインタビューで「小島さんにとって幸せとは何ですか?」と尋ねられたことについて、「正直、ムカついちゃったのよ。この大変な状況のときに『幸せとは?』を答えさせるなよと思って」とぶっちゃけ。しかし現在は「いま『幸せとは?』って聞かれたら、そんなにムカつかないで『恵まれてますね』って言えるかもしれない」と心境の変化を明かしている。

復帰後初のトーク番組出演がTOKYO MXのサウナ番組だったこともファンを驚かせたが、赤裸々に過去の出来事や心境の変化を語り、育児や仕事のために華やかな生活を躊躇なく変えられる彼女には、母親として、一人の女性としての強さとひたむきさが感じられる。そんな彼女に対し、ネット上では「尊敬します!」「いろいろな困難を乗り越えたのはすごいこと」「変わらず可愛くて応援したくなる」などとエールが増加している。

かつては歯切れのよいトークや元気で活発なキャラクター、どんな番組でも結果を残す安定感で‟こじるり無双”と称されるほど順風満帆だったが、あまりに完璧すぎたために「あざとい」「裏の顔があるのでは」という見方をされることもあった。


そんな小島がゼロから再出発するなかで見せたのは、無敵の売れっ子タレントだった彼女が一度立ち止まり、傷つき、それでも前を向く姿だ。「逆境」を包み隠さずに語ることで、視聴者に‟等身大の小島瑠璃子”の魅力や人柄が伝わり、共感を呼んでいるのだろう。

いまだに以前のイメージで批判的な見方をされることもあるが、小島は‟順風満帆”の象徴から、逆境を知る存在へと変わった。その変化を世間はどう評価するのか。小島瑠璃子の再出発は、私たちの価値観そのものを映す鏡なのかもしれない。

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