NMB48村瀬紗英“ドS”な1st写真集を語る「私史上最強に攻めた1冊になりました」

NMB48・村瀬紗英の写真集『Sがいい』発売を記念したインタビュー連載。最終回となる今回は、鍛え上がられたその美しい肉体から“ドSボディ”と称された身体についてインタビュー。筋トレが苦手だったという村瀬はいかにしてその“ドSボディ”を手に入れたのか？（３回連載の３回目）
>>（1）はこちら
>>（2）はこちら

【写真】鍛え上げられた村瀬紗英のセクシーな“ドSボディ”

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

──今回の写真集のコンセプトはなんでしょうか？

村瀬　最初は「彼女と初めての韓国デート」がテーマでした。ただ、撮影に向けて私が体作りに励んでいたこともあって、事前の衣装合わせのときにスタッフさんが私の体を見て「ドSボディだね～」って言い出して！　他のスタッフさんたちも「ドSボディ、いいじゃん！」と盛り上がって、「さえぴぃの強さも写真集の中で表現していこう」と方向転換していきました。

──なるほど、単なる「デート」に留まらない内容になったのはそんな経緯があったんですね。

村瀬　はい。なので結果的に肌の露出も多くなったんですけど、女性が見てもきれいに見えるように撮ってほしいとお願いはしました。

──その「ドSボディ」を作り上げるのには相当苦労したのでは？

村瀬　写真集の制作決定から撮影日まで3週間しかなかったので、大慌てで鍛えました。もともとジムのパーソナルトレーニングには1年くらい通っていたんですけど、そこの先生に「3週間でお腹と背中とお尻に筋肉を付けたいです」と伝えて鍛えてもらって。あと、それとは別のサウナ付ジムにも通ったし、毎日寝る前にはYouTubeの腹筋を鍛える動画を見て実践していました。

──相当ハードですね。

村瀬　でも、意外と苦しくなかったんですよ。私は昔から筋トレが苦手だったのに、今回は写真集という明確な目標があったからか頑張れましたね。食事にも気を使って、トマトとイチゴを主食にしていました。

──3週間頑張った結果、変わりましたか？

村瀬　はい。体型だけでなく気持ちの面でも自信が持てました！　自分に自信がないと写真を撮られる際どうしてもポージングが控えめになりがちなんですけど、今回は自信を持って撮影に臨めました。

──その中でも特に見てもらいたいおすすめの1枚というと？

村瀬　男性の方におすすめしているのは、ピンクの水着を着て、ポニーテールで、イチゴを持っているカットですね。私はめっちゃ気に入っています！

──そして、写真集のタイトル『Sがいい』もインパクト抜群です。

村瀬　これは編集の方が提案してくださいました。「S」は紗英の頭文字であるだけでなく、セクシーやスウィートなどいろんな意味が込められている、と。そのいろんな表情や魅力が1冊に詰まっていることを表現したタイトルだと説明いただいて、「すごく良いタイトルだな」と思いました。

──「ドSボディ」の「S」でもありますからね。

村瀬　そうですね（笑）。なのでぜひ見ていただいて、お気に入りの「S」を見つけていただけたらと思っています。

──ところで、写真集発売に当たって村瀬さんは「覚悟の1冊です」とコメントを寄せていました。「覚悟」という言葉が意味するものは？

村瀬　撮影に至るまでの（体作りなどの）プロセスも覚悟を決めて臨んだし、実際に出来上がった本を見て「この写真集、めっちゃ攻めてるな～！」って自分で思ったんですよね。私史上最強に“攻めた”1冊になったと思うので、これを見ていただければ私の「覚悟」を感じ取っていただけるんじゃないかな、と思っています。

──さて、村瀬さんは2011年にNMB48の2期生オーディションに合格し芸能活動をスタート。加入当時はまだ中学生でしたが、今年3月には23歳の誕生日を迎えました。歩んできた9年間を歳月を考えると、子どもの頃からの憧れだった写真集を発売できることはとても感慨深いのでは？

村瀬　そうですね。私は（シングル表題曲の）選抜に入るのも時間が掛かったほうだし、2期生公演『PARTYが始まるよ』（11年）の初日も16人中16番手だったので……。でも途中で諦めたり「もういいや」と投げ出したりせず、「いつか絶対に上に上がってやるぞ」という気持ちを持ち続けられたことが今につながっているのかなと思います。私、すごく負けず嫌いなんですよ。あまり伝わってないと思うんですけど（笑）。

──確かに村瀬さんはクールというか、あまり感情を表に出さないイメージがあります。

村瀬　悔しいと思っても、それを表に出すのはあまり好きじゃなくて。強がりなんですよね。

──悔しいことがあっても向上心を持ち続けることができたのはなぜだと思いますか？　9年間続けられている原動力は？

村瀬　やっぱりメンバーの存在でしょうか。昔からNMB48には私に刺激をくれるメンバーがたくさんいたんです。加入当初は同期の2期生同士でポジションを争っていたから常にライバル意識があって「負けたくない！」と思っていたし。あと、シングル選抜やAKB48総選挙などファンの方と一喜一憂できる環境もあって、今まで続けてこられているんだと思います。

──メンバーは今でもライバルでしょうか？

村瀬　いえ。昔はバチバチしていたけど、今となってはもうライバルではないかな。最近はQueentet（吉田朱里・村瀬・渋谷凪咲・太田夢莉）で集まることが多いんですけど、それぞれが自分の強みを見つけて頑張っているので、昔とはまた違った意味での刺激を受けていますね。お互い「私、今こんな仕事をしてる」って報告をし合うのが楽しいし、もちろん相談もできるし、すごく良い関係が築けています。

──お互いの頑張りがモチベーションになっているわけですね。では村瀬さんの今後の目標などを聞かせてください。

村瀬　私はNMB48としてライブで自分を表現することが好きなので、今後もアイドルを続けていけたらいいなと思っています。また個人としては、ファッション系やモデルのお仕事をさらに充実させていきたくて。もっとレベルアップして、例えば化粧品のCMなど映像のお仕事にも携われたらいいなと思っています。

──最後に、読者へ向けて改めて写真集『Sがいい』のアピールを！

村瀬　初めての写真集なので、発売できることが本当にうれしいです。この1冊を通して私のことをもっと知っていただけると思うので、たくさんの方に見ていただきたいです。ぜひ家にいる全員で見ていただいて、どんな反応だったかを私に教えてください！

（取材・文／左藤豊）
▽村瀬紗英ファースト写真集『Ｓがいい』
撮影：熊木優
出版社：主婦と生活社
発売日：4月22日（水）
定価：2,200円