「ドリフトしてるグラドル」という異色の肩書で注目を集める東かなめ。グラビアアイドルとして活動する一方で、多いときには月4回サーキットに通うほど車に熱中するドリフト女子だ。
前編では、車好きになった原点から、19歳で150万円の愛車を購入し、ドリフトの世界にのめり込んでいった青春時代に迫った。(前後編の前編)

【写真】「ドリフトしてるグラドル」東かなめの撮り下ろしカット【8点】

――グラビアアイドルとして活動されていますが、車好きで特にドリフトにハマっていると伺いました。

東 大好きです!多いときだと、月に4回くらいサーキットに行きます。

――なぜ車を好きになったんですか?

東 車に興味を持った最初のきっかけは祖父です。祖父がずっと車とバイクが好きで。ただ、両親はまったく興味がなかったので、私も当時は全然詳しくなかったんです。本格的に興味を持ち始めたのは17歳のときで、免許を取る少し前でした。

――17歳で興味を持ったきっかけは?

東 当時好きだった人が2歳年上で、車が好きだったんです。ドリフトをする人ではなかったんですけど、車高をちょっと落としたりはしていました。そこから「車ってかっこいいな」と思うようになって、それで18歳の誕生日になったその日に教習所に行きました。

――すごい行動力です。

東 両親からも「どうせならマニュアル免許を取ったほうがいい」と言われていたので、マニュアルで取りました。
免許を取ってからしばらく自分の車は持てなくて、ずっと祖父の車を借りて乗っていましたね。

――おじいさまはどんな車に乗られていたんでしょう。

東 トヨタの「オリジン」です。2000年に出た限定車で、見た目はクラシックな感じなんですけど、ドアが観音開きですごく渋くて!結構好きでした。

――限定1000台しか生産されなかったという、かなり希少な車です。

東 そうなんです。でも、もう売ってしまって…。最初は私が引き継ぐ話も出ていたんですけど、叔母が乗ることになって。その叔母も結局乗らなくなって、2年くらい前に知らない方のところへ。相場を調べたら、状態によっては500万円とか600万円くらいの値がつくこともあったみたいですけど、うちは200万円ほどで売ったみたいです。

――それは惜しいですね。ちなみに、ご自身で初めて購入した車は?

東 維持ができなくなってしまったのでもう手放したんですが、19歳で150万円貯めて買ったのは、トヨタの「30ソアラ」です。
お金をかき集めて買いました。

――19歳で150万円は大金です。どうやって貯めたんでしょう。

東 ひたすらバイトです。カラオケやディスカウントストアのスタッフなどいろいろやりました。稼いだお給料は全部車に使っていたので、いつも金欠でしたね(笑)。

――そこからどのようにドリフトの世界に?

東 免許を取ってから車好きの友達がすごく増えたんです。その中の一人がドリフトを始めたばかりで「初めてサーキットに行くんだけど、一緒に来ない?」って誘ってくれたのがきっかけです。行ってみたら非日常の世界にすごく刺激を受けて、一瞬で「楽しい!」って思いました。

――ドリフトを始めてどれくらいでコースを走れるようになりましたか?

東 最初のうちは定常円(その場で回転する技術)や、それを応用した8の字の練習をして、ちゃんとコースデビューできたのは、始めてから1年ほど経ったくらいですね。4カ月くらいで周囲から「下手だけど、まあ走れるようにはなったね」と言ってもらえるようになって、最近やっと「ドリフトできます」って言えるレベルになりました。

――初めてコースを走ったときの気持ちは覚えていますか?

東 もちろんです。
「やったー!」って気持ちになりましたね。でも、初めてコースに出たその日にぶつけました(笑)。

――ええっ!?

東 うまく止まれなくてコンクリートの壁に前からぶつかったんです。友達からは「何やってんだよ!」って怒られました(笑)。

――やはり危ないこともあるんですね…。そんなドリフトの世界ですが、女性は少ないイメージがあります。

東 全然いないですね。サーキットに100台車があったら、女の子が運転しているのは3台くらい。彼女とか女友達を連れてきている方はたくさんいるんですけど、自分で走っている女の子はほぼいないですね。

――男性ばかりの世界で、居づらさを感じたりはしませんか?

東 それは特になかったです。皆さん、本当に純粋に車が好き、ドリフトが好きで集まっているので、男女関係なくみんな仲良くしてくれます。それに、女性っていうだけで注目が集まるというメリットもあるんです。


▽東かなめ(あずま かなめ)
R・I・P所属。「ドリフトしてるグラドル」の肩書で活動を開始。日本とフィリピンのクォーター。車好きのドリフトガールとしての個性を前面に発信。撮影会やSNS投稿を中心に活動の幅を広げている。

【後編】「ドリフトしてるグラドル」東かなめ、「コンプレックスだったお尻が今は武器」目指す唯一無二の二刀流
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