30歳の誕生日に、念願だった1st写真集『K.O~kanon origin~』を発売する、女優でモデル・格闘家の宮原華音。そこには「過去最大露出」という新たな挑戦だけではなく、4年前に突然亡くした父への思いも込められている。
「やりたいことは口に出した方がいい」——そう強く思うようになったきっかけとは何だったのか。節目の一冊に詰めた覚悟と、その裏側を語ってもらった。(前後編の前編)

【写真】1st写真集『K.O~kanon origin~』を発売する宮原華音の撮り下ろし【8点】

――「写真集を30歳の誕生日に出す」は、ずっと温めていたプランだったそうですね。

宮原さん 昔から写真集がすごく好きで、念願だったんです。マネージャーさん、社長さんに何年も言い続けて、それをようやく形にしていただいた一冊。いろんな方の写真集を見せながら「ここが好きなんです」「こういう雰囲気が好きなんです」と伝えて、私のこだわりをすべて詰め込んだので、挑戦した部分もたくさんあります。

――これまでの「強い」「道着・ジャージ」のイメージとは違う一面も見られるとか。

宮原さん 「強い」イメージだけではなく、新たな一面も見せたかったんです。それこそ、「大人な」という言い方がぴったりで、宮原華音30歳という節目に向けて作ったものなので、過去最大の露出にも挑戦しています(笑)。変な意味ではなくて、鍛えてきた体に自信があるからこそ、最大限に見せたいなと。

――「過去最大露出」とは、どのくらい露出なのでしょうか。

宮原さん 今までを知ってくださっている方は「そこまでやるの?」と思うくらいかもしれないです。
服に頼らない、自分の体だけで見せている感じですね。ただ、同性から見ても「綺麗だな」と思ってもらえるものを目指したので、いやらしさとは違う方向性だと思います。

――特に見てほしいポイントは?

宮原さん 背中です。今までのグラビアでは見せてこなかった部分なのでぜひ見てほしいです。あとは、冒頭にある顔のアップ。私、自分の顔があまり好きではなくて、アップの写真って基本得意ではないんですけど、今回は自信を持って「盛れてる」と言えるので、ぜひ見ていただきたいですね。

――体作りは、いつごろから意識して。

宮原さん 写真集を作ると決まってから、半年ほど前から担当トレーナーさんと相談していました。今までは体重を落とすことにフォーカスして、びっくりするくらいカロリー制限をしてたんですけど、今回は絞りすぎないことを意識してきましたね。元々が筋肉質なので、絞りすぎると貧相に見えてしまうこともある。なので「お尻を上げたい」「くびれをちゃんとつけたい」という形にしっかりこだわりました。今までの体の中で、一番女性らしさのある仕上がりになったと思います。


――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか。

宮原さん 3日間あったんですけど、終わりたくなかったですね。編集やカメラマンの方とは半年前から一緒にこの写真集に向けて動いていたので信頼がありましたし、メイクさんも私がわがままを言ってお願いした方。スタイリストさんも私のInstagramを見て好みの衣装を用意してくださったんです。みんながすごく仲良しで、わちゃわちゃした雰囲気の中で進んで、私が先に疲れて寝てしまった後も、スタッフさん同士で集まってご飯に行っていたらしくて。私がいない場でも、チームが和やかでいられたということは、すごく嬉しかったです。このチームで集まるって今後多分ないと思うので、本当にかけがえのない時間になりました。

――写真集のタイトルに込めた思いは?

宮原さん 「Origin」には「起源」という意味があります。15年間の芸能生活を経て、30歳という節目に再スタートする宮原華音を見せたいという思いと、空手やキックボクシングでKO勝利してきたので、その言葉を重ねました。自分の人生と強さの両方を表現できるタイトルだなと気に入っています。

――今回の写真集には、もう一つ大きな意味が込められているそうですね。

宮原さん 実は、4年前に父を亡くしました。
愛犬との散歩中の交通事故で、本当に突然…。前日の夜まで一緒にいたのに、朝起きたらいなくなっていたんです。それまで、毎日生きていることが当たり前だと思っていたんですけど、それが一気に変わりました。

芸能の仕事も辞めなきゃいけないと思ったんです。でも周りの方が「続けろ」と言ってくださって、父も私が頑張る姿を好きでいてくれたので、その姿を見せ続けたいと思いました。それからは、やりたいことは口に出すようにしています。写真集もそうですし、格闘技の試合に出たのも、その気持ちが後押しになりました。夢は口に出すことで、自分も周りも変わっていくと思うんです。

――サプライズもあるんですよね。

宮原さん 新しい愛犬を迎えていて、その子たちも出演しています。SNSに前の愛犬の写真を出さなくなっていて、次の子を迎えたことを発表してファンの方にどう思われるか怖いという気持ちもありました。今は、母も含めた家族みんなで、新しい愛犬と一緒に幸せに過ごしています。
その姿もちゃんと伝えたかったんです。新しく迎えた2匹のうち1匹は、父と前の愛犬の命日に生まれた子なんですよ。

――30歳という節目に、この一冊を残す意味とは。

宮原さん 今の自分をちゃんと残したかったんです。これから先も変わっていくと思いますが、「ここがスタートだった」と言える一冊になったと思います。

▽宮原華音(みやはら・かのん)
1996年4月8日生まれ、29歳(4月8日に30歳)。東京都出身。身長170センチ。NRC PRODUCTION所属。
小学2年生から空手を始め、全日本少年少女空手道選手権大会で優勝・3連覇を達成。日本体育大学卒業。女優、モデル、格闘家の"三刀流"で活動し、キックボクシング興行「RISE」のラウンドガールとしても話題に。
また『仮面ライダーアマゾンズ』『仮面ライダーガッチャード』などアクション系作品に多数出演。2026年1月からは『牙狼〈GARO〉東ノ界楼』にレギュラー出演。4月8日、1st写真集『K.O~kanon origin~』発売。

【後編】女優・モデル・格闘家“三刀流”宮原華音「蹴りのリクエストはできる範囲でお応えします」
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