空手15年、キックボクシングで培った実力。そのすべてを武器に、「嘘のないアクション」を追求し続けてきた、女優でモデル・格闘家の宮原華音
先日最終話を迎えた『牙狼〈GARO〉東ノ界楼』でも撮影前から徹底的に体を追い込み、リアルな動きを作り上げている。なぜそこまで本物にこだわるのか。アクション女優としての信念と、その裏側にある日々の積み重ねを聞いた。(前後編の後編)

【写真】1st写真集『K.O~kanon origin~』を発売する宮原華音の撮り下ろし【8点】

――アクション女優として「これは負けない」部分はどこですか。

宮原さん この身長で動けること、そして男性に負けない動きができることですね。戦っていて嘘がない絵を作れることは強みだと思っています。

「勝てるわけないだろう」と思われてしまうと、その時点で説得力がなくなってしまう。そこを嘘なく表現できるのは、空手15年とキックボクシングの経験があるからこそだと思っています。リアルなアクションにはすごくこだわっています。

――普段の稽古はどのように行うのでしょうか。

宮原さん 癖がついてしまうのが嫌で、どこかのアクションチームに固定で通わないようにしています。いろんな監督やアクション監督の方々と仕事をさせていただく上で、「誰々っぽい」という動きになってしまうのは避けたい。
作品が決まったら、その作品に向けての練習をするイメージですね。普段は自分の筋トレとキックボクシングで、常に動ける体を作っておくというスタイルです。

――今放送中の『牙狼〈GARO〉東ノ界楼』では鉄扇を使ったアクションが印象的です。

宮原さん テッセンって結構重いんですよ(笑)。普段使わない筋肉を使うので、毎回腕が上がらなくなるくらい疲れていました。撮影前から家でずっと練習していて、夜中に武器を振っていると通報されるという話も聞くので、そこは気をつけながら(笑)。しっかりした作りなので、扱いも慎重にやっていました。

――『牙狼』という作品に初めて携わった印象は。

宮原さん 『仮面ライダー』は年間50話かけてゆっくり展開するんですけど、『牙狼』は全9話で完結するので、1話の動きがとにかく大きいんですよね。急展開が続くんですよね。だからこそ面白いなとは思いますね。

――『仮面ライダーガッチャード』のチームとは今も交流がありますか?

宮原さん この間も監督を含めみんなで集まってご飯を食べましたよ。
特に坂巻有紗ちゃんとはよく一緒にいますね。ふらっと入ったカフェで話したりとかしますね。

――個室のお店でとかではなく?

宮原さん あー、それは一切ないですね(笑)。今やっている『牙狼』のキャストとも好きなカフェで普通に過ごしますし。声をかけられた記憶もあまりないです。どの作品のメンバーとご飯に行っても、そんな感じです。

――写真集を発売するにあたってイベントも開催されますよね。ファンの方から「蹴ってください」と言われることも多いとか。

宮原さん ありがたいことに、そういうリクエストをいただくことも多くて(笑)。できる範囲でお応えしています。それがあるかないかでイベントに来るかどうか決める方もいるくらい(笑)。

「じゃあ」って思うので、ありがたく蹴らせていただいているんですけど、反応は人それぞれですね。
格闘技をやっている方はリアクションをとってくれる方もいるし、「ありがとうございます」と言う方もいますね。

――写真集のタイトルに「30歳の再スタート」という意味も込めたと話してくれましたが、今後見せたい自分の姿は?

宮原さん 宮原華音といえば「強い」というイメージがあると思うんですけど、それを良い意味で払拭したい。20代は「少年っぽい」「男っぽい」と言われてきましたが、30歳になったので、女性らしさというか、かっこよくて同性からも憧れてもらえるような女性になっていきたいなと思っています。

▽宮原華音(みやはら・かのん)
1996年4月8日生まれ、29歳(4月8日に30歳)。東京都出身。身長170センチ。NRC PRODUCTION所属。
小学2年生から空手を始め、全日本少年少女空手道選手権大会で優勝・3連覇を達成。日本体育大学卒業。女優、モデル、格闘家の"三刀流"で活動し、キックボクシング興行「RISE」のラウンドガールとしても話題に。また『仮面ライダーアマゾンズ』『仮面ライダーガッチャード』などアクション系作品に多数出演。2026年1月からは『牙狼〈GARO〉東ノ界楼』にレギュラー出演。
4月8日、1st写真集『K.O~kanon origin~』発売。

【前編】女優・モデル・格闘家“三刀流” 宮原華音、30歳の誕生日に念願の1st写真集「そこまでやるの?と思うかも」
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