2016年に結成されたアイドルグループ、マジカル・パンチライン。2018年4月にリーダーの佐藤麗奈が卒業。
2019年に新しいレコード会社へ移籍、同年2月には新メンバーが加入するなど、第3章が始まった彼女たち。今年2月には待望の1stフルアルバム『MAGiCAL SUPERMARKET』も発売され、オリコンウィークリーランキング8位獲得するなどこれからの活躍に期待がかかる。

今回は、加入から1年が経過した吉澤悠華にインタビューを実施。アイドルとしての経験は浅いものの、芸歴は約16年というベテランの彼女のこれまでを追った。(2回連載の1回目)

【写真】吉澤悠華の貴重な幼少期写真&アザーカット

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──吉澤さんは16歳ながら芸歴が長いと伺いました。

吉澤 0歳7カ月でモデル活動を始めたので約16年ですね(笑)。
最初はお母さんの知り合いの紹介で始めたんですけど、その後、モデル事務所に所属して中1まで活動していました。

──今の事務所に所属したきっかけは何だったんですか?

吉澤 徐々に演技に興味を持ち始めたんですけど、所属していたモデル事務所には演技レッスンがなかったため、事務所を辞めました。それで『ニコ☆プチ』の読モ(読者モデル)やキッズブランドのカタログモデル、子供服のオンラインショップのモデルなどをやっていたんですけど、そんなときに今の事務所にスカウトしていただき、演技のレッスンを始めました。一緒にマジパンに加入した吉田優良里ちゃんは演技レッスンで知り合って、当時から仲が良かったんです。

──赤ちゃんの頃から途切れることなく芸能活動を続けてきたんですね。『ニコ☆プチ』の読者モデルはどういうきっかけで始めたんですか?

吉澤 もともと愛読していたので、自分で応募しました。
読モをやっていた頃は自主的にウォーキングレッスンに通ったり、ポージングを研究したり、お母さんと一緒に洋服を選んだり、かなり熱心にやっていましたね。同世代の女の子からファンレターが届くのもうれしかったです。

──女優になりたくて今の事務所に所属して、どうしてマジパンのオーディションを受けようと思ったんですか?

吉澤 アイドルを応援するのも好きだったんですよ。ももクロ(ももいろクローバーZ)さんのライブとかに行っていました。マジパンは、事務所の先輩なのもあって憧れていたんですけど、最初は自分には無理だと思っていました。ただ、春から高校生になるタイミングでいろんなことに挑戦したいと思っていたんです。
あとは、読者モデル時代にファッションショーのステージから見る景色が大好きだったので、また味わいたいなと思ってオーディションを受けました。

──どうして自分にアイドルは無理だと思っていたんですか?

吉澤 モデル時代に仲の良かった子たちが今はアイドルになっていたりするんですけど、リリイベなどで歌って踊っている姿を観ていると、私にはできないな……って。バレエ経験はあったんですけど、他にダンスはやっていなかったですし、歌の経験もなかったですからね。

──モデル時代の仲間でアイドルになった方というと具体的にどなたでしょう?

吉澤 阿部夢梨(SUPER☆GiRLS)ちゃんやAIRI(PiXMiX)ちゃん、岩崎春果(ふわふわ)ちゃんです。今は対バンイベントで一緒のステージに立つこともあって楽しいですね。

>>(2)に続く

(取材・文/猪口貴裕)
▽吉澤悠華(よしざわ・はるか)
2003年7月8日生まれ、東京都出身。
メンバーカラーは水色。ニックネームは「はるるん」。0歳7カ月でモデル活動を開始。『ニコ☆プチ』の読者モデルなども務めたのち、2019年2月にマジカル・パンチラインに加入。お勧めの映画は『一週間フレンズ。』。
「憧れの人は小松菜奈さん。顔もスタイルも良くて、演技も上手くて大ファンです」。

▼マジカル・パンチライン
沖口優奈、浅野杏奈、清水ひまわり、小山リーナ、吉澤悠華、吉田優良里からなる6人組。1stフルアルバム『MAGiCAL SUPERMARKET』が好評発売中。ドリーミュージック移籍後のシングル曲や新曲など全12曲収録。