【写真】連作スタイルの長編映画『蒲田前奏曲』監督&出演者
『蒲田前奏曲』は、中川龍太郎監督、穐山茉由監督、安川有果監督、渡辺紘文監督による連作スタイルの長編映画。
売れない女優マチ子の眼差しを通して、“女”であること、“女優”であることで、女性が人格をうまく使い分けることが求められる社会への皮肉を、周囲の人々との交わりを介在しながら描いていく。これを4人の監督が各自の手法でコミカルに描き、1つの連作長編として仕上げていった新しいタイプの作品。
企画・プロデューサー・出演の松林うららは「 窮屈な日本で、現実と立ち向かう女性がこの作品には描かれているので、観てくださった方がフィクションの垣根をこえて、身の回りのことを再度考えるきっかけになれば幸いです」とコメント。
女優の伊藤沙莉は「私は呑川ラプソディに参加させて頂きました。ハンナという女性にどう寄り添えば良いか、またこの女性の強気の裏にある不器用さ、寂しさをどう表現しようかとても迷い、悩みましたが自分なりの『蒲田前奏曲~ハンナ編~』を頭に描きつつ、また一方で女友達の前での自分はこの中だったら誰だろう、と自分を誰に投影するかを楽しみつつの撮影でした」と語っている。
女優の瀧内公美は「わたしの作品は#metoo、セクハラに関することが題材で、わたし自身はそれに対してぼんやりとした認識しかなかったので、難しいかもと感じました。ですが、松林うららさんとお話ししていくうちに、この題材についてもっと深く考えたいと思い、撮影に参加しました。うららさんの想いと4名の監督作品がひとりでも多くのお客様に届きますように」と締めくくった。