女優の藤原紀香が5日、オフィシャルブログを更新。出演していた舞台『忠臣蔵』が大千穐楽を迎えたことを報告するとともに公演期間中に父が亡くなっていたことを明かし、深い感謝の思いをつづった。


この日、藤原は「ご報告と感謝」と題してブログを更新すると、絵文字を交えながら「ついに幕を閉じました、舞台『忠臣蔵』。大雪の新潟・長岡にて、無事に 大千穐楽を迎えることができました」と報告。全国各地から足を運んだ観客や応援してくれた人々に向けて、心からの感謝を述べた。

公演については、コートのいらない季節から始まった長期間の舞台を振り返り「大きな怪我や病気などで一人も欠けることなく、また悪天候によって公演が中止となることもなく、各地を巡りながら、それぞれが体調管理や食事にも細心の注意を払い、最後まで全員がプロフェッショナルとして舞台に立ち続けられたことを、心から誇りに思っております」とキャストとスタッフの尽力を称えた。

自身が演じた大石りく役について「あの時代を生きた女性たち、遺された人々への鎮魂の意味をこめて、精一杯、妻として、母としての想いを魂から絞り出すように、つとめてまいりました」と並々ならぬ思いを述べた。座長を務めた俳優の上川隆也が演じる大石内蔵助についても「静かで深い愛に包まれながら生きる、りくで いられた時間が、好きでたまりませんでした」と回顧。

また、語りを担当した俳優の松平健についても触れ「お声が、舞台全体に深い奥行きを与えてくださいました」と感謝。観客とともに忠臣蔵の世界を生きた時間が、かけがえのないものだったとつづっている。

ブログの後半では「最後に、私ごとではありますが、ご報告と感謝を」と前置きし「公演期間中、父が身罷りました」と告白。「急なことで大きなショックもありましたが、 関西公演の場当たりリハーサル前日に、通夜・葬儀を執り行い、自身も父を見送ることができました」と報告。

カンパニーへの影響を考え、舞台プロデューサーと所属事務所のみに伝え、他の共演者には知らせずに舞台に立ち続けていたという。「誰もが一度は経験することであり、仕方のないことと思って仕事に励んでおりました。
が、言葉にならない喪失感が胸に差し込んでくることもありました」と率直な胸の内を明かしつつも「そんな時は、意識的に明るい色の服を身にまとったり、気持ちを外へ向けることで、心の均衡を保っておりました」「舞台『忠臣蔵』の世界に深く没頭し、集中し続けることができたのは、三十五人の同志とも言える俳優たちが、この作品に注ぎ込んでいた並々ならぬ想いと凄まじい気迫に、同じ俳優として何度も心を 震わされていたからです」と振り返った。

時代劇を愛していた父が過去に出演した舞台『魔界転生』やドラマ『大岡越前』を楽しみにしていたことにも触れ「この忠臣蔵の関西公演も、本当に 楽しみにしてくれていた父なので、きっと天より、観てくれていたことと思います」と思いを馳せた。

最後は「大千穐楽後、すべての想いを言葉にするまで少し時間を要してしまいましたこと、お許しください。節分もあけ、新たな気持ちで邁進いたします。最高のキャスト陣、最高のスタッフの皆さま、そして最高のお客様に恵まれ、心から感謝の気持ちで胸がいっぱいです。必ずや、また、会いましょう。ただ、ただ、ありがとう 大石りく こと 藤原紀香」と前向きな言葉とともに感謝の思いをつづり、ブログを締めくくっている。
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