6月3日(土)午後11時40分からスタートする、東海テレビ制作・フジテレビ系連続ドラマ、オトナの土ドラ『屋根裏の恋人』に出演する高畑淳子のベリーダンス姿が解禁となった。
高畑が演じるのは、主人公・石田ひかり演じる西條衣香の姑・西條千鶴子役。
本作でベリーダンスやへそ出し衣装を初披露する高畑に、千鶴子役への意気込みなどを聞いた。
――ベリーダンスの衣装を着た、率直な感想は?
「騙されたと思いました(笑)。最初この話をいただいたときは、肌は露出しません、衣装も工夫しますとおっしゃっていたのですが…。いざ、衣装合わせの日にいろいろ着させていただくと、不思議に肌を隠す衣装はしっくりこなかった。妙に隠すと、変なんです。いさぎよくお腹を出す衣装の方が、千鶴子らしいんです」
――ヘソ出し衣装は、初めてですか?
「初めてです!! 私は水泳部だったので、実は肌を出す事に対してはあまり抵抗はないんです(笑)」
――ベリーダンスの衣装を着るために、体重も落とされたそうですね。
「あまり醜い物をお見せするのも悪いので(苦笑)、3週間で5キロ落としました。娘には“これ以上体重を落とさない方がいいよ、顔が気持ち悪いから”と、言われています」
――どのように体重を落とされましたか?
「夕方になるとゴムベルトをお腹に巻いて、近くの公園を走ったりしています(笑)」
――ベリーダンスの印象は?
「とても難しいです。まず、馴染みのない音楽なので音が取れないんです。
――現在、自身の踊りについて何点ぐらいですか?
「27点ぐらい……(苦笑)。自宅でも稽古していて、今、家の家具を全部壁の端に寄せて、いつでも踊れる状態にしています。後は、公園でも練習したり…。傍から見ると、おかしな人になっているかもしれないですね(笑)」
――役だけではなく、ベリーダンスを覚えなくてはならず大変そうですね。
「私はフラメンコはちょっとかじったことがあるので、派手な上昇志向の女を演じるのなら、フラメンコでもいいのでは? と最初思いました。でも感覚的ですが、今の社会制度でタブーとされているものへの欲望や、人間社会が封じ込めている葛藤のようなものを表すには、ベリーダンスの方がドラマでも描かれる、“二面性”の世界観に合っていると思います。中田秀夫監督がベリーダンスを推していた理由もわかりました」
――ご自身が演じる、西條千鶴子役の印象は?
「こんなに嫌な事も言うのかと思うぐらい、結構、意地悪な人なんです」
――中田監督の印象は?
「やはり映画人だと思います。こんなこと言ったら怒られそうですが、“映画小僧”という感じ。企みや自分のリズムなど、独特のこだわりがある方だと思います」
――視聴者に向けてこのドラマの見どころをお願いします。
「平日はお仕事や家事などで、自分をどこか抑制している方が多いと思います。でも、土曜の夜ぐらいは、人間本来の持っている姿を映し出す、このドラマを見て、“ハラハラエロエロ”して開放的な気分を味わっていただきたいと思います。また、私が演じる千鶴子を見て、こんな意地悪な人にはなりたくない、と反面教師にしていただければ幸いです(笑)」
昼ドラの王道“ドロドロ”が土曜の夜によみがえる! オトナの土ドラ『屋根裏の恋人』は、6月3日(土)午後11時40分より放送スタート。