“0距離”お泊りデートを経てついにNo.1モテキング＆クイーンが決定！　結局、モテって何？【ラブパワーキングダム〜恋愛強者選挙〜】

※本コラムは『ラブパワーキングダム～恋愛強者選挙～』最終話までのネタバレを含みます。

モテを自認し、“爆モテ”人生を送る美男美女16名の恋愛強者たちがハイクラスな恋の駆け引きを行い、No.1モテ男＆モテ女を決定する恋愛サバイバル『ラブパワーキングダム～恋愛強者選挙～』（ABEMA）。

4月9日（水）に最終回が放送され、いよいよクイーンとキングが決定！　恋愛強者ぞろい中、見事一位を勝ち取った男女は誰なのか。そして“モテる”ために大切なことはなんなのか。

今回はドキドキのお泊まりデートが繰り広げられた7話と、“モテ”の本質とクイーン＆キングが決定した最終話の見どころと考察をお届けします。
○ドキドキのお泊まりデート

「3rdモテVOTE」の結果、暫定キングのいっせいはみほを、暫定クイーンのアオイはありを指名し、キング＆クイーンの特権であるお泊まりデートへ。

めるから完全に気持ちが動き、みほを選んだいっせい。“上書キッス”が効いたのか、一途に想い続けてきたみほの恋が報われたともいえる今回のお泊まりに、みほは「めっちゃドキドキしてる。だって今日お泊まりだよね？」と喜びが隠しきれない様子で、「マジ夢叶ってる」「何する？　一緒に寝る？」とキラキラした瞳でいっせいを見つめます。

そんなみほに、思わずいっせいは「かわいい」とこぼし、「（お泊まりでは）一緒に寝るし お風呂（も）入る」とさらりと発言。これにはMCせいやも「嘘やろ!?」「一緒にお風呂!?」と驚く一方、YOUは「いくとこまでいっていただきたい」といけいけドンドン。

結果、本当にいっせいのお誘い通り一緒にお風呂に入るという急展開が繰り広げられることになるのですが、湯船に浸かってバックハグ＆手繋ぎというとんでも無い急接近状態には、見ているこちらがドキドキしっぱなしです。

そんな中、みほは「私は本当に恋愛してる」「（いっせいと）出会えて良かった」といっせいにゲームではなく、本気の恋だとアピール。いっせいは「俺もめっちゃ恋愛してる」「嬉しい、そうやって言ってくれて」と同じ気持ちであることを明かし、みほに目を瞑るように促すと、キスをします。

お風呂で、バックハグで、密着しながらキスという、甘すぎる展開が繰り広げられる中、唇が離れた瞬間にみほがこぼした言葉は「もう一回」。まさかの上書きキッスからの、おねだりおかわりキッスでもう二人は完全に0距離。何度もキスを重ねるに人に、MCの男性陣からも「一番エロいシーン」「限界までエロい」との声が上がっていました。

一方、エロさで言えばアオイ＆ありも負けてない。大人っぽくてセクシーな部屋着でアリの前に現れたアオイの姿はプールパーティーでの色気ダダ漏れシーンを彷彿とさせられます。けいいち、ずっとアオイの色気ダダ漏れシーン見れてないのかわいそうだな……と思いつつも、もし見れてたら漫画のようなデレデレ顔になってたことは間違いないでしょう。

さらに、追い討ちをかけるかのような暫定クイーンの色気を前面に出した積極的なアプローチは続き、キングサイズのベッドがひとつだけという状況に「ヤバくない？」「ベッドひとつ……？」と動揺しつつも、「ここでお話ししましょ」と落ち着いたありのスマートなリードでベッドの中へ。

すると、アオイは「くっつきたいタイプ」とベッドの上で密着したり、布団に入っても「腕枕して」「ダメ？」と甘えたりと、これまで見せなかった甘々な一面を立て続けに見せており、これはもうクイーンの本気を見たと言わざるをえない状況。

これはありもドキドキなのでは!?　と思いましたが、腕枕こそしたものの「クイーンになったから」と自分の意志ではなく“クイーンの言うことだから”とも言わんばかりの了承の仕方で、なんだか煮え切らない。表情も冷静そうで全く心が読めません。

実際にありは「ずっと気になってた人の一人ではあるので、ちょっと気持ちが揺れることはある」といいつつも、「あかねが頭にある」とお泊まりデート後に発言しており、あれだけの色気ダダ漏れの中でも冷静さは残っているのか!?　と、ありの手強さに脱帽です。
○お泊まりで明確になった気持ち

一方、お泊まりデートによって自分の気持ちが明確になったのが、いっせいと両思いだったものの、けいいちに気持ちが揺れ動いてしまっためると、ありのことが気になっていたあかね。

めるはいっせいと二人きりになる機会を得ると手紙を読み上げ、「3rdモテVOTE」で悩んだ末にけいいちに本命票を入れたことを素直に告白。さらに、いっせいが心変わりしてしまっていてもそれを受け入れると伝え「私はいっせい君から安心させてもらっていたのに、支えてもらっていたのに、逆に私が疑心暗鬼にさせてしまう行動をしてしまって、信じさせてあげられなくてごめんね」と涙ながらに謝罪します。

これまで生き残るための戦略的な行動をしてきためるの本音に、いっせいも思わず涙。「もう、めるはゲームはいいかな」と大粒の涙をこぼすめるの頭を、いっせいは「頑張った」といいながら優しく撫でる姿は、お互いに惹かれ合いながらタッグを組み、他の人の票も集めながら戦略的に残ってきただけに切ない。

いっせいは「めるのこと騙したくないけど、勝つには騙すしかないのかなって思ってた」と自身の葛藤を伝えた上で、素直に気持ちを伝えてくれためるに「おかしいけど、裏切りたくない」「向き合いたいなと思う、 残りの時間」と話しており、お互い信頼してきた時間と絆の強さを感じさせられました。

また、実際にゲームを降りためるは、けいいちに今まで言った言葉はウソじゃないとした上で「今はいっせいくんが一番だと思ってる」と伝え、プレゼントしたおそろいのブレスレットを外すことを提案。

完全にめるのことが好きだったけいいちは「俺もそれ聞いて残念ですけど、人生ですから」と責めることもせず、「俺も好きになれて良かった」「久しぶりにこういう気持ちになれた」と大人な対応。一人になった後は写真を見返して泣きそうになったものの「気持ちいいフラれ方でしたね」「恋っていいですね」と真っ直ぐ向き合っためるとの恋に未練はなく、やり切った様子でした。

一方、ありのことが気になっていたあかねは、2ショットになった瞬間堪えきれなくなった思いが溢れ出し、「昨日の夜、めっちゃ嫌だった」と涙。常に冷静に見えたあかねが感情を曝け出した姿に、YOUは「こんなに好きだったんだ……」と驚き。めるにしろあかねにしろ、今回のお泊まりデートは自分ですら気づいてなかった感情に気づく機会だったよう。

ありは「正直いろいろあった」と素直に打ち明けつつも「けど、大丈夫だよ」と一言。ありは本当に感情が読めなさすぎるものの、決して冷たくなく、むしろ優しい。話すテンポも、距離のとり方も、思わず気を許してしまいそうで、全てにおいて沼る要素が詰まりすぎてるんですよね……。

MC陣からも「絵に描いたモテ男」「ほとんどの女子が転がされます」「モテの真髄を見た」と絶賛されていました。
○No.1モテクイーンとキングが決定！

ひろきとレイカが脱落からの復活を遂げ、最後の決戦投票が行われた最終回。あかねとアオイはありに、みほとめるはいっせいに、レイカはひろきに票を入れたことにより票が並び、どちらにも入れていない決選投票を委ねられたレイカが票を入れ、ありがキングとなりました。

ありもいっせいも二人からアプローチを受けていたものの、最後はレイカの一票で決まる結果となったため、ありは「正直1位は誰がなってもおかしくないと思ってたので、僕は運が良かったのかな」とこぼしており、いっせいも「悔いなし」「二人がいたから楽しめた」と感謝を口にします。

一方、めるから吹っ切れたけいいちはシンプルにタイプだというあかねに、みさきが落ちてしまったひろやすは「クイーンに相応しい子と思っていた」とアオイに入れたことにより、みほに入れたいっせい以外アオイとあかねで票が分かれることに。こちらも決選投票でいっせいが票を入れることにより、アオイがクイーンになりました。

最後の最後で敗れてしまったあかねでしたが、「アオイちゃん強い。多分アオイちゃんってあざといとか、嘘偽り、惑わすこととかしてない。純粋に真っ直ぐに男性と向き合ってた」と言っており、その言葉に「たしかに……！」とこれまでのアオイの行動を思い返して納得させられます。

さらに「私はいわゆるあざといとか、惑わす言葉もたくさん言っちゃった。私にはその方法しかなかったから、後悔は無いけど、悔しいのも本音」と涙。

たしかに、クイーンになったアオイも、キングになったありも、一度たりともうそは言っておらず、目の前の人にきちんと向き合い続けていたのが印象的。本当のモテというのは小手先の恋愛テクニックやうそではなく、人間性なんだろうなと、ゲームだとしても最初から最後まで常に相手に向き合い続け、嘘偽りなく戦った二人の誠実さに思わざるを得ませんでした。
○まさかの告白合戦が勃発

結果が出たところで終了か？　と思われましたが、最後の全員参加のパーティーでまさかの告白合戦が勃発。

ひろやすはみんなの前で「みさきのことしか見てないから、それだけは自信を持って言える」と言い、「俺はみさきのことが好き。だから、俺と付き合ってほしい」とストレートに告白。

ゲーム終了後のガチ告白に、みさきは恋愛するつもりできてなかったと正直に明かしつつも、「けど、こんなに大好きになると思わなかった。幸せにしてください」とOK。

過去の恋愛リアリティ作品でも今作でもあざとさ全開小悪魔だったみさきの本気の恋に、こちらまで感動。みさき、恋できるんか.……!?　そんな心配を打ち消すように、みさきは「ひろやす」と声をかけてみんなの前で唇にキスを。見事カップル誕生となりました。

まさかのカップル誕生に「このゲームでカップル生まれるとはな」とこぼしたせいやでしたが、いっせいもみほに「これからも俺の隣にいてくれたらうれしいです。付き合ってください」と告白し、みほも「私もいっせいのこと好き」「日本に帰ったらいっぱいデートして、お付き合い前提に、よろしくお願いします」と返事。

ゲーム重視かと思われた番組のカップル爆誕ラッシュに驚いていると、アオイにアプローチしていたものの、あやかからの一途な思いに惹かれ、心が動いていたゆうじも「あやか」と声をかけます。

片想いだと思っていたものの、みんなの前で「日本に帰ったらちゃんとデートしたい」「しっかりお互いのことを理解してから付き合えたらうれしい」と伝えられたあやかは「私も日本でまた会いたい。お願いします」と喜びいっぱいに返事。あやかの恋が報われそうで良かった～！

一方で、「名言メーカー」と呼ばれていたひろきは、アオイに真っ直ぐ告白するも、まさかの振られる結果となり、キングとなったありはアオイとあかねに「申し訳ないけど、今は選べない」と告げるという展開も。まさかの結末に、MC陣からは「キングすぎるやろ」との声が上がっていました。
○モテの本質は一人ひとりに向き合う人間性

見た目やテクニックで人を一時的に惹きつけることはできても、本当に人の心を動かすのは、その人が持つ人間性なのだと学んだ今作。

相手の言葉にしっかり耳を傾け、真っ直ぐと向き合う誠実さや、相手の本心に寄り添い、時に足りないものを補う優しさ。その場しのぎではなく、相手を「一人の人間」として尊重することが、表面的な魅力や恋愛テクニックでは絶対に出すことのできない、内側からにじみ出る人間力として人を惹きつけ、「一緒にいたい」と思わせるんだなと改めて感じました。

普通の人でも、“爆モテ”人生を送る美男美女たちの間でもそれは変わらない。相手を騙すテクニックよりも、自分の心に素直に、自分の気持ちを信じて動く、誠実さで人としてモテていきたいなと思える番組でした！

『ラブパワーキングダム～恋愛強者選挙～』
https://abema.tv/video/title/90-2021
けいいち&あやかの未公開トークも公開中！
https://www.youtube.com/watch?v=sJB6iTqUj54&t=94s

（瑞姫）