ブランド誕生から40周年の節目を迎えた『雪肌精』。そんな『雪肌精』から、ホリスティックビューティを提案する新シリーズ「雪肌精 BLUE」の全国展開が5月16日よりスタートします。


どんなに忙しい日々を過ごしていても、自分と向き合って深呼吸をするような時間を少しでも良いから取り入れたいと思っている人も多いはず。「雪肌精 BLUE」が肌だけでなく心にまでどのようなアプローチをするか、ブランドマネージャーの塩島瞳さんにインタビューします。

○根本から向き合うことで本来の美しさを引き出す。東洋発想の原点に立ち返って生まれた「雪肌精 BLUE」

――肌も心も整えるトータル美容を提案する「雪肌精 BLUE」ですが、ブランドが生まれた背景を改めて教えてください。

塩島さん(以下、敬称略):「雪肌精 BLUE」の前に、まず、『雪肌精』についてのお話しから始めさせてください。『雪肌精」は、1985年に化粧水1本で始まりまして、肌の美しさを追求するだけでなく、体質そのものを見つめ直すため、美しさだけでなく一人ひとりと向き合いたいという思いを込めて誕生しました。

誕生から今年で40年。現在はコロナ禍を経て、社会や環境への不安感はまだ残っていますし、女性たちの忙しさ、SNSなど情報が氾濫している中で、なかなか自分自身と向き合う時間が取れない人も多いと思います。

東洋発想の考え方では、「人をみる」というすてきな言葉がありまして、西洋発想だと一つの症状に対して対応するだけのところを、東洋発想では出ているひとつの症状だけではなくて、その人自身と向き合って体質や生活習慣までみるんです。

早いスピードで社会が動いていて、情報も氾濫している現代で、本来の健やかな肌を取り戻すために、一人ひとりと向き合いながら肌だけではなく心もからだにもホリスティックにケアするという東洋発想に基づいたアプローチをすべく、新シリーズの「雪肌精 BLUE」が誕生しました。

「雪肌精 BLUE」で大切にしているクリーンビューティは、ここ数年の間でグローバルで盛り上がっている市場になりますが、『雪肌精」としては1985年の誕生時からその考え方をブランドに取り入れてきました。一人ひとりに向き合いたいという思いはもちろん、自然由来の成分から自然の恵みをいただく、そしてその恵みを還元するという循環を継続してきたので、クリーンビューティがトレンドだから……ということではなく、東洋発想とは何か、肌や心の健やかさとは何かという原点に立ち返って、改めて今の時代にフィットするように表現し直して具現化したものが「雪肌精 BLUE」なんです。


――“THIS IS 雪肌精”を改めて表現したものが、「雪肌精 BLUE」なんですね。

塩島:おっしゃる通りです。ドラッグストアを中心に展開する「薬用雪肌精」は、セルフの売り場も多いことから、お客様一人ひとりと時間を取って提案することは、どうしても難しかったのですが、「雪肌精 BLUE」では、お客様と見つめ合って、体質や肌の調子が良くないならその原因となるような要素をしっかりとカウンセリングしながらご紹介できるところが、大きな特徴になっていると思います。

――「雪肌精 BLUE」のブランドパーパス「Breath in balance - 向き合い、調う -」についても詳しく伺えますか?

塩島:お客様に「雪肌精BLUE」を通じて、肌をケアするだけでなく、どんな生活や時間をお届けできると良いんだろうというところから立ち返って、チームで議論を繰り返しながら時間をかけて辿り着いたブランドパーパスになります。

毎日必死で働いて、疲れている時って体や肌は正直じゃないですか。疲れているのに肌の調子が良いっていう時はほぼ無くて。朝起きた時にむくんだ感じもするし、クマやくすんだ感じもあってイケてないなっていう日もあると思うんです。

ストレスは、肌と心の状況に密接に関わっていることを私たち自身も実感していているし、研究でも分かっていることなんですね。ストレスがかからないように……そして、ストレスがかかってしまう状態でもしっかり解放してあげる時間が必要だよねとチーム内で話し合っている中で、会議に集中していると息すらも忘れていることがありました。そんなエピソードもあり、まず、呼吸がすごく大事だねと「Breath in balance - 向き合い、調う -」と掲げました。

とはいっても、朝から瞑想の時間を3分間作りましょうといわれてもなかなか難しいですよね。そこで、朝晩のスキンケア時間を使って自分と向き合う時間にしてほしいという思いをこのブランドパーパスに込めました。


――“ストレスからの解放”っていう言葉に「まさに」と思いました。実際にアイテムを試した時に深呼吸が進むような香りで、詰まっていたものがクリアになるような感覚がして、スキンケアの時間が幸せを感じられる瞬間だなって感じました。

塩島:香りを作るのに時間がかかって大変だったので、そう言っていただけるとすごくうれしいです! 雪肌精というブランド名をつけたところにも私たちの思いがあるのですが、歴史のあるスキンケアブランドですので、単にいやされる商品ではなく、肌に対するアプローチがメインであることを念頭に置きながら商品開発を行なっています。

配合されている成分も、高麗人参エキス(※)などを中心とした和漢植物の成分で、しっかりと肌に対してアプローチし、メインアイテムの「雪肌精 BLUE ディープ ハイドレイティング エッセンス リキッド」に関しましても、乳液層と化粧水層の二層式で画期的な処方を採用しています。

オイル層と化粧水層の二層式の商品はよくあるのですが、乳液層と化粧水の層の二層式は本当に技術が難しくて……。メインアイテムなのに「発売できないんじゃないか」「やめた方がいいんじゃない」みたいな話が幾度となくあがったくらい大変でした。

肌効果もしっかりお届けできるように中身にもこだわって作っていますし、香りだけでなく感触面でもリラックスできるように、まろやかでやさしく気持ちも肌も包み込んでくれるような使用感にも、どのアイテムもこだわって作り込みました。

○後編記事ではカウンセリングで重視することをインタビュー

ここまで、「雪肌精 BLUE」が生まれた背景やブランドパーパス、誕生までのお話を聞いてきました。後編の記事では「雪肌精 BLUE」の魅力をさらに詳しく聞いていきます!

▼後編記事はこちらから
https://news.mynavi.jp/woman/article/20250516-3321533/

※保湿
※高麗人参エキスはオタネニンジン根エキスのこと

(協力:コーセー、取材・文:吉川夏澄、写真:三浦晃一、編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)
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