NTTドコモ モバイル社会研究所は、SNS利用者がトラブルに巻き込まれる可能性についての意識調査結果を発表した。

2025年2月に実施された、全国の15歳から59歳までのX、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用する4031人を対象とした調査。
年代別の結果を見ると、「(SNS上でのトラブルに巻き込まれる可能性が)とてもある・ややある」と回答したのは10代で2割強となり、他の年代と比較して高い数値を示した。

一方、各年代とも半数を超える利用者が「可能性はあまりない・まったくない」と回答しており、性別による大きな差は見られなかった。

公開で投稿をよくする人の2割強が「巻き込まれる可能性がある」と回答したが、それでも半数以上は「可能性はあまりない・まったくない」と答えている。公開状態での投稿頻度が高くても、トラブルに巻き込まれる可能性をあまり意識していない傾向が浮き彫りになった。

他人の発信にコメントする頻度との関係では、他人に対してよくコメントする人の3割超が「巻き込まれる可能性がある」と回答し、公開投稿をよくする人と比較して高い割合を示した。コメント頻度が高いほどリスクを意識する傾向が見られたものの、この場合でも半数は「可能性はあまりない・まったくない」と回答している。

調査結果について、モバイル社会研究所は「SNSでは投稿やコメントをした人が意図しないまま誹謗中傷や争いに巻き込まれる場合がある」として、注意を呼びかけている。
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