女優の橋本環奈が主演を務める映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』(9月5日公開)のメイキングカットが7日、公開された。

今回公開されたのは、木村佳乃が演じる“謎のおんな”の場面写真とメイキングカット。
真っ白な無機質な牢獄の中で厳重に体を拘束された上に口も塞がれ、椅子に鎖で繋がれたまるで海外映画の重大犯罪者のような“謎のおんな”の姿をとらえたカットのほか、口を塞いでいたものだけが外された女が拘束をされた状態にも関わらず、楽しそうに高らかに笑う不気味なカットも。現場の空気を一層引き締めた木村の怪演の力強さが、これだけでも存分にこちらに伝わってくる一枚となっている。

また、牢獄ではない場所で、一見「普通の女性」に見えるカットも解禁。しかし、このカットでも、首から上半身にかけてが血まみれになっている。

本作で撮影を共にした橋本と眞栄田郷敦は、木村との共演を振り返り、橋本は「本当に大好きな方だったので、今回初めてお会いできて嬉しい」と喜びを明かし、「撮影の合間にすごく気さくに声をかけていただいたのですが本当に優しくて。(同じ現場でも)それぞれ別々のカットを撮影することが多くて、ゆっくりお話する機会があまりなかったので、今度はじっくり話せる役が良い」と初共演を名残惜しく振り返った。

眞栄田も木村の演技に間近で触れた感想を、「すごく狂気的でした。他のシーンでは出ないような芝居が出たりもしました」と語り、「『カラダ探し』全体の中でも雰囲気の違うカラーのシーンで見どころの一つ」と話した。

また、メガホンをとった羽住監督は木村をキャスティングした理由について、「存在感がある人にやってもらたかった」と話し、劇中では特殊メイクを施したシーンも多いため、「本当に中々に大変な役なんですが、それをプロフェッショナルに楽しんで演じてくれました。撮っている方もニヤけちゃうくらい、いいキャラだった」と、絶大な信頼を寄せて託した難役“謎のおんな”の出来栄えを絶賛した。

【編集部MEMO】
前作に続いてメガホンをとる羽住英一郎は、『踊る大捜査線』シリーズのチーフ助監督をTV版から劇場版第1作まで務め、劇場版第2作ではセカンドユニット監督を担当した。映画監督デビューは2024年の『海猿 ウミザル』。
同作は、主要キャストを同じくして連続TVドラマ『海猿 UMIZARU EVOLUTION』として放映。2006年には第2作『LIMIT OF LOVE 海猿』が、2010年には完結編となる『THE LAST MESSAGE-海猿』が公開された。羽住監督は、2010年、北九州市文化大使に任命されており、『カラダ探し THE LAST NIGHT』の前作となる『カラダ探し』も、北九州市にてオールロケが敢行されている。
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