女優の菅野美穂と俳優の赤楚衛二がW主演を務める、映画『近畿地方のある場所について』(公開中)のメイキング映像が、公開された。

8日に公開された同作は、19日時点で動員75万人、興収10億円を突破。
韓国でも13日に公開され、動員数12万人を超え、2025年に韓国にて公開された実写日本映画第1位の大ヒットとなっている。さらに25日からは台湾そして今後タイでも公開を予定している。

今回公開されたのは、千紘(菅野)がバールで祠を破壊する“ぶち切れ”シーンのメイキングなどを収めた特別映像。同シーンはSNS上でも、「軽い気持ちで見に行ったら笑えないくらい怖かった。菅野美穂の演技、鳥肌レベル……!」「ブチ切れ菅野美穂が素晴らしい」「菅野美穂がバールのようなもので祠ぶっ壊すシーンあったのでそれだけで見に行く価値アリ」「菅野美穂さんがいるだけで作品の格が上がる」と話題を集めている。

失踪した編集長の行方を追ううちに、”近畿地方のある場所“へと誘われていく、オカルトライターの千紘(菅野)と編集記者の小沢(赤楚衛二)。すでに映画を鑑賞した観客の間で話題を集めているシーンの1つが、祠の前で千紘が「石はどこ? どこだよ! なんでここに来ないんだよ! ふざけんなああ!」と、のけぞりながら闇に向かって絶叫する場面。

“近畿地方のある場所”に迫る中で、キーアイテムとなる“とある石”を必死に探す千紘の姿は、イベントなどで見せる朗らかな菅野からは想像できないほどに激情をむき出しにしている。

菅野の迫力の演技を至近距離で目撃した赤楚は、「本当に頼りになると思ってたのに、祠でドギツイ目で見られたとき、僕なんか悪いことしましたっけ? と思っちゃいました」と苦笑交じりに振り返っている。

公開された映像には、このシーンの撮影裏も収録。祠にびっしり奉納された人形を次々と放り投げ、「石はどこだよ!」と叫びながら、バールで祠を叩き壊す千紘。自らの手で金属製のバールを振り下ろす、危うさと迫力が同居する菅野の姿が収められている。


撮影を振り返った菅野は、「あれはバールで殴っちゃいけない場所です!」と自分に言い聞かせるように語りつつ、「フルスイングで」「骨付き肉を生で食べるような肉食の女性の気持ち」で挑んだことを明かした。
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