ニコンイメージングジャパンは8月22日、ニコンZマウント対応の大口径標準ズームレンズの新製品「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II」を発表した。インターナルズーム機構を採用し、ズーミング時に重心が変わらず、防塵防滴性能を高めたのが特徴。
オートフォーカス性能も高めたほか、最短撮影距離も向上した。価格はオープンで、予想実売価格は371,800円前後。発売は9月26日。

高画質のS-Lineに属する、開放F2.8通しの大口径標準ズームレンズ。ズーム中に本体の長さが変わらないインターナルズーム機構とし、ジンバルなどを用いた動画撮影時に扱いやすくなったほか、レンズ内部にゴミやホコリが入りにくくなった。テレ端での撮影時は、他社の同等レンズと比べて全長がもっとも抑えられるという。

オートフォーカスは、速くて精度が高い新開発のAFモーター「シルキースウィフトVCM(SSVCM)」を搭載し、従来モデルと比べてピント合わせを約5倍向上したとしている。AFの高速化は、Expeed7搭載モデルに限られる。

最短撮影距離は広角側0.24m、望遠側0.33mに向上し、被写体に寄ったクローズアップ撮影にも対応。レンズには、ゴーストやフレアを抑制する独自の反射防止コート「メソアモルファスコート」や「アルネオコート」を施した。

本体サイズは約84×142mm、重さは約675gで、同等クラスの標準ズームレンズとしては最軽量に仕上げた。
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