俳優の吉沢亮横浜流星共演の映画『国宝』(公開中)が、第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品となったのが明らかになった。

『国宝』は、2017年から朝日新聞にて連載された吉田修一氏による同名長編小説の実写化作。
歌舞伎界を舞台にした原作は、連載時から大きな話題となり、2019年に「第69回芸術選奨文部科学大臣賞」と「第14回中央公論文芸賞」をダブル受賞している。

この度、本作が、第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品になったことが明らかになった。李相日監督の作品は、2006年の『フラガール』以来、2度目の代表となる。国際映画賞は、米国映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の選考委員による予備投票が行われ、この選考で勝ち残った作品は「ショートリスト」と呼ばれる。ショートリストは、12月中旬に15本程度が選出され、その中から、投票によってノミネート作品が選ばれる。第98回アカデミー賞授賞式は、2026年3月15日(現地時間)となることが決定しているが、『国宝』はノミネートまでの選考に勝ち残らなければならない。なお、毎年、アカデミー賞の前日に発表されるゴールデンラズベリー賞は、国際映画賞に該当する部門が存在しないため、受賞の可能性は低いと見られる。

(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

【編集部MEMO】
メガホンをとった李相日監督は、2006年に公開された『フラガール』で、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞、文化庁芸術選奨新人賞を受賞している。2010年に公開された『悪人』は、『国宝』と同じ吉田修一氏の原作による作品で、第84回キネマ旬報ベスト・テンにおいて日本映画ベストの1位に輝いている。
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