俳優の鈴木亮平が主演を務める、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』(公開中)のメイキング映像2本が公開となった。また、公開28日間で、観客動員数309万人、興行収入は41.5億円を突破していることが明らかになった。
2021年に、TBS日曜劇場枠で放送されたドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で事故や災害の現場にいち早く駆け付け、「1人も死者を出さない」という使命のもと、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム・TOKYO MERの活躍を描いた作品。2023年4月に公開された劇場版一作目では、横浜のシンボル・ランドマークタワーを舞台として、爆発事故により193名が閉じ込められるという大災害に立ち向かう姿が描かれた。
劇場版二作目となる本作の舞台は大海原。鹿児島と沖縄にまたがる海を巡る『南海MER』が誕生し、彼らはオペ室を搭載した特殊車両=NK1を乗せたフェリーで海を渡り、医療が行き届かない離島医療に従事していた。そんなある日、とある火山島で大規模な噴火が発生。迫りくる溶岩と噴石に、全島民79名が命の危機に曝される。噴煙によってヘリでの脱出は不可能、島民のなかには子供や高齢者も多く、移動さえ容易ではない。この状況で、鈴木亮平演ずる医師の喜多見幸太は、新しいMERメンバーたちは、全員の命を救えるのか?
8月1日に公開初日を迎えた本作だが、全国435館(IMAXを含む)で上映され、観客動員数309万人、興行収入は41.5億円を突破していることが明らかになった。
この度、メイキング映像2本が公開に。1本目は、臨場感たっぷりのVFXを駆使したメイキング映像。澄み渡る空や緑が生い茂る低山の風景に、そこにあるはずのない壮大な山々が次々と作られ、まるで本当にその場所に山がそびえたっているようなカットや、身の危険を感じるほど迫力のある、猛々しい溶岩が迫りくる様子などの映像制作過程を垣間見ることができる。
2本目は、緊迫感あふれる本編とは打って変わって、キャストたちの笑顔と温かい絆が溢れる『南海MER~幕が上がる アンコール篇~』と題された縦型映像。過酷な撮影の合間に、役者陣が撮り合った貴重なフィルム写真を、作品を彩った主題歌『幕が上がる』に乗せてお届けする。真剣な表情から一転、リラックスした表情を見せ、交流を深めるキャストたちの姿は心が温まる仕上がりになっている。彼らがどのようにしてチームの一体感を高め、最高の作品を作り上げたのか、その舞台裏をぜひご覧いただきたい。
なお、東宝公式YouTubeチャンネルでは、30秒の特別映像『誰でもヒーローになれる篇』も公開されている。こちらもあわせてチェックいただきたい。
(C)2025劇場版『TOKYO MER』製作委員会
【編集部MEMO】
劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』ストーリー
「TOKYO MER」の活躍が高く評価され、全国の主要都市である札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡に新たなMERが誕生する中で、沖縄・鹿児島では離島地域に対応できるMERの誘致活動が活発化。指導スタッフとしてTOKYO MERの喜多見チーフ(鈴木亮平)と看護師の夏梅(菜々緒)が派遣され、オペ室を搭載した中型車両=NK1 を乗せたフェリーで離島での事故や災害に対応する「南海MER」の試験運用が開始されていた。
注目を集めた南海MERだったが、運用が始まってから半年間が経過しても、緊急出動の要請はゼロ。まったく実績を作れず、廃止が決定的な状況となっていた。
そんな中、鹿児島県・諏訪之瀬島で突如として火山が噴火。ついに大規模医療事案への出動が決定するのだが、島内は、溶岩が村を焼き尽くし、多くの噴石が飛び交うすさまじい状況で、噴煙により、ヘリコプターによる上空からの救助は不可能。海上自衛隊や海上保安庁の到着も数十分後という絶望的な状況下、南海MERは、島に取り残された79名全員の命を救うために、絶体絶命のミッションに挑む。