女優の門脇麦とACEesの作間龍斗が出演するドラマ『ながたんと青と -いちかの料理帖-2』が2026年春に放送・配信されることが4日、明らかになった。
同作は、月刊漫画誌『Kiss』(講談社)にて連載中の磯谷友紀氏の同名漫画が原作で、主人公の料理人・桑乃木いち日(くわのき・いちか)が経営難の実家の料亭「桑乃木」存続のため、大阪の老舗ホテル経営者の三男・山口周(やまぐち・あまね)と政略結婚したことから始まるグルメラブストーリー。
今回は、夫婦のもとに"新たな家族"がやってくるほか、山口家の次男で周の兄である栄(
さかえ)の登場を機に、経営難から脱却し始めた「桑乃木」に再び試練が訪れる。結婚から1年、相変わらずもどかしい恋を育む2人に怒涛のように訪れる環境の変化を前に、夫婦の絆が試される、というストーリーが展開する。
■門脇麦 コメント
続編制作の可能性があると聞いてから結構時間が経っていたこともあり、念願叶って制作が決定したと聞いた時はすごくうれしかったです。当時と同じスタッフさんも多いので、3年が経ったと思えないほどすんなりと現場に入れましたが、相変わらず京都弁とは日々格闘しています。
シーズン1では、2人がまだぎくしゃくしているところからスタートし、だんだん寄り添いあっていくという物語でしたが、シーズン2では信頼関係が既にある上で、そこから家族になっていくという点が、シーズン1と比べると一番の変化かなと日々演じる上で感じていました。
シーズン2は、2人のもとに新しい家族がやってくることで、2人の関係性が夫婦や経営者としてのパートナーから、"家族"になっていくところが一番の見どころ。そしてシーズン1に引き続きおいしいお料理と、胸がじんわり温かくなるエピソードがてんこ盛りですので、お腹を空かせて見てほしいなと思います。
■作間龍斗 コメント
続編が決定した時は、「また京都に行けるんだ!」と、人生の夏休みが来た感じで(笑)、すごくうれしかったです。門脇さんと「いい意味でも悪い意味でも全然変わらないね」という話をしたくらいお互いに変化がなかったので、シーズン1とのつながりという部分ではよかったのかなと。2人でのお芝居も、あうんの呼吸のようなものがすごく自然にできたかなと思います。
シーズン2では新しいキャラクターがたくさん出てくるし、シーズン1よりテンポ感も速くて。いち日と周の遠距離恋愛のような展開もあり、相変わらず"年の差"という壁もあるので、絶妙に不器用でもどかしい2人の恋模様を、視聴者の方に引き続きお楽しみいただけると思います。周のいち日への愛情も増えているので、シーズン1では考えられなかった周の年相応な姿も見られるかと。原作ファンの方にはもちろん見ていただきたいですし、シーズン1を見ていない方にはぜひこの機会にご覧いただいて、引き続きシーズン2もお楽しみいただけたらうれしいです。
【編集部MEMO】
原作の磯谷友紀は、2004年、講談社のKissストーリーマンガ大賞に『スノウフル』が入賞し、翌2005年、同作が『One more Kiss』(講談社)2005年5月号に掲載されてデビュー。主な作品に『本屋の森のあかり』『海とドリトル』など。現在、『ながたんと青と』に加え、『東大三姉妹』(小学館)を『ゲッサン』で連載中。