女優の橋本環奈が主演を務める映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』(公開中)の場面写真が、公開された。
今回公開されたのは、明日香(橋本)と高広(眞栄田郷敦)との“胸キュン”シーンを切り取った場面写真。
“赤い人”と呼ばれる全身血だらけの少女から逃げながら、バラバラになった体のパーツを探し出し、すべて見つけるまでは同じ日を繰り返す恐怖のループ「カラダ探し」に巻き込まれた人たちの戦いを描く同シリーズ。前作では、友達がいない孤独な高校生の明日香と幼なじみの高広が、同級生と「カラダ探し」に挑むうちに、次第にお互いへの恋心を確かめる様子が描かれた。高広が明日香をバックハグしながら、「たとえ明日香が消えたとしても、その時は俺が見つけてやる」と約束。その印として明日香にネクタイピンを渡すシーンは、胸キュンポイントとして観客の心を掴んだ。
しかし、最新作では、明日香が学校での「カラダ探し」を終えた直後に姿を消し、高広とは離れ離れとなって“死者の世界”に迷い込んでしまうというストーリーが展開。前作から3年後を舞台に、長きにわたって明日香を探し続けていた高広が、彼女を助けるために新たな「カラダ探し」に飛び込んでいく。劇中では、高広の目の前で、明日香が消えてしまうという前作のラスト直後となる場面も描かれており、橋本と眞栄田は、“3年前”の明日香と高広も演じている。
橋本と眞栄田が再会したのは、前作で映し出された「カラダ探し」のロケ地でもある北九州市の西南女学院。礼拝堂に佇んだ2人は、懐かしむように周囲を見渡して目尻を下げた。
さわやかな制服に身を包んだ橋本と眞栄田の様子は初々しい雰囲気にあふれ、前作からの時の流れを感じさせないほどフレッシュそのもの。羽住英一郎監督は礼拝堂に差し込む光にもこだわり、明日香と高広の関係性の尊さを表そうとしていた。
眞栄田は「明日香とのシーンは一つ一つが大事で、意味のある場面なので、丁寧に作っていけたらいいなと思っています」と意気込みを明かす。
羽住監督が「よーい、スタート!」と声を響かせると、橋本と眞栄田はネクタイピンを見つめながら、明日香と高広の心の動きを鮮やかに演じきっていた。
昨年9月から、城島高原パークで新たな「カラダ探し」のメンバーとの撮影にも励んだ眞栄田は、10月に行われた橋本との礼拝堂のシーンでオールアップ。眞栄田は「橋本さんの本番に入る時の切り替えは、やっぱりすごい」とスイッチの入り方に驚きつつ、「また高広を演じられてうれしかったです」とキャラクターの成長を掘り下げられたことに感無量の面持ち。羽住監督とガッチリと握手を交わして、撮影現場を後にした。
一方の橋本も「高広は、明日香を大事に思うことを原動力にして動いていく。郷敦からは、高広と重なるような真面目さやまっすぐさが伝わってきました」としみじみ。原祐樹プロデューサーは、「また高広と明日香を撮ることができていると思うと、グッときました。明日香と高広の織りなすドラマは、本作の大きな見どころ。2人の思いを、ぜひ感じていただきたい」と明かした。
【編集部MEMO】
前作に続いてメガホンをとる羽住英一郎は、『踊る大捜査線』シリーズのチーフ助監督をTV版から劇場版第1作まで務め、劇場版第2作ではセカンドユニット監督を担当した。映画監督デビューは2024年の『海猿 ウミザル』。同作は、主要キャストを同じくして連続TVドラマ『海猿 UMIZARU EVOLUTION』として放映。