俳優の吉岡里帆と水上恒司がW主演を務める実写映画『九龍ジェネリックロマンス』(8月29日公開)で、工藤発役の水上が玉置浩二の「田園」を熱唱する本編映像が公開となった。
『九龍ジェネリックロマンス』は、吉岡里帆と水上恒司がW主演を務め、真夏の台湾でロケを敢行したミステリー要素を盛り込んだラブロマンス。
この度、工藤発役の水上が玉置浩二の「田園」を熱唱する本編映像が公開となった。工藤が心の拠り所にするスナック「クラブ万里」を訪れた工藤と令子(吉岡)。すると、工藤がマイクを手に、玉置浩二の楽曲「田園」を力強く歌い出す。曲のサビにある歌詞を伝えたいのか、令子に目線を向ける工藤。しかし、令子と瓜二つの見た目をしたかつての婚約者である鯨井Bが放った言葉が脳裏をよぎり、その声を掻き消すかのようにさらに熱く歌唱を続ける工藤の様子が切り取られている。令子の手をとり、見つめ合いながら歌う工藤に嬉しさと切なさが入り混じった表情を見せる令子。マイクのハウリングの音ともに映し出される鯨井B。果たして工藤の瞳に映っているのは令子なのか鯨井Bなのか? 多くを語らない工藤がこの歌唱を通じて令子に伝えたいメッセージとは? 九龍に生きる令子と工藤の関係とリンクし、工藤が抱え続ける切ない過去への後悔と葛藤を表現した物語の核心を突くシーンとなっている。
(C)眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会
【編集部MEMO】
『九龍ジェネリックロマンス』あらすじ
「私、九龍に恋をしている―――。」ノスタルジー溢れる街「九龍城砦(くーろんじょうさい)」の不動産屋で働く鯨井令子(くじらい れいこ)は先輩社員である工藤発(くどう はじめ)に心惹かれていた。その恋を自覚した令子は、1枚の写真から工藤にはかつて婚約者がいたことを知るのだが、その婚約者は自分と全く同じ姿だった。妖しくも美しい九龍の街で繰り広げられる日常。秘めた想いは密かな願いと成って、衝撃の真実を連れてくる。