●池田直人がサレ妻役、二階堂高嗣がモラハラ夫役を演じる
お笑いコンビ・レインボーの池田直人とKis-My-Ft2の二階堂高嗣がW主演を務めるドラマ『make up xxx~美しきサレ妻メイクの逆襲~』が、縦型ショートドラマアプリ『FANY :D』で9月16日より配信される。企画・プロデュースも務める池田は女優としてサレ妻役を、二階堂はモラハラ夫役を演じている。
藤川里奈(池田直人)と藤川悠馬(二階堂高嗣)は結婚5年目の夫婦で、里奈はメイクアップアーティスト、悠馬はイベントプロデューサーとして活動中。結婚当時は、結婚式をあげる余裕がなく、いつか素敵な式を挙げようと誓っていた2人だが、結婚してから5年目に突入した現在、悠馬は完全なモラハラ夫に変わってしまった。そして、若手女優・小嶋茜(田中美久)との不倫が発覚し、里奈は復讐を決意。里奈の親友・尾頭響子(木崎ゆりあ)は悠馬と同じイベント会社で働いている同僚だが、悠馬の不倫を聞いて復讐に協力することに。果たして、里奈の復讐は成功するのか――。
――池田さんは企画・プロデュースも務めているとのことですが、本作の制作が決まった経緯を教えてください。
池田:仲のいい吉本の社員さんが「『FANY :D』で池田さんと一緒にやりたいです」と言ってくれて、何かやろうということで立ち上がりました。事前に監督さんも含めて、どういうドラマにするかという話し合いをして、初めて0から作品に携わらせていただきました。
――このストーリーはどのようにして決まっていったのでしょうか。
池田:気づいたら僕がサレ妻をやるという話になって、そこから一気に進んでいきました。
――コントで数々の女性を演じられ「美しすぎる」と話題の池田さんですが、女優としてのドラマ出演はいかがでしたか?
池田:YouTubeのコントは脚本がないので自由にやるんですけど、今回はしっかりと脚本がある上で、役の感情をちゃんと考えて演じないといけないので。表情もわかりやすすぎてもダメというか、そこもコント芝居とは違うなと。違う楽しさがあって、またやってみたいなと思いました。
――池田さんはキャスティングにも関わられたのでしょうか。
池田:キャスティングはお任せしていたんですけど、お会いした時になんてパワフルなメンバーなんだろうと思いました。
――二階堂さんは池田さんと夫婦役で、モラハラ夫・悠馬を演じられていますが、オファーを受けた時の心境を教えてください。
二階堂:お話をいただいた時はちょっとよくわからなかったです(笑)。池田さんのコントはもちろん拝見しているんですけど、今回、女優として出演されると聞いて、考えてもわからないので、とりあえずやってみましょうという感じでした。
――よくわからないというのは、現場に入って解消されましたか?
二階堂:撮影に入るまでには自分の中でクリアにし、池田さんではなく女優として見るようにして、しっかりお芝居させていただいたので、違和感は全然なかったです。
――悠馬の不倫相手・茜役の田中さんと里奈の親友・響子役の木崎さんもオファーを受けた時の心境をお聞かせください。
田中:私は奪う役やあざとい役を演じることが多いので驚きはなかったですが、今回はあざとさを消し、まっすぐな子にしてリアルにしようと事前に監督さんと話して決めたので、よりリアルになっていたらいいなと思っています。茜は自分の欲のままに生きている女の子ですが、不倫はダメなことなので、不倫の代償は大きいというのがこの作品で伝わればいいなと思って演じさせていただきました。
木崎:最初は、男性が女優としてサレ妻を演じるというワードだけを聞いて、めっちゃ面白そうと思い、「やりたいです」と言ったのを覚えています。実際に脚本を読むと、メイクすることで強くなり、自分の気持ちも変わっていくというところが描かれていて、ストーリーとしてもすごく面白いなと思いました。
●池田直人、“女優”として絶賛され照れ「恥ずかしい(笑)」
――女優として演じている池田さんをご覧になってどのように感じましたか?
二階堂:シンプルにきれいだなと。所作もそうですし。なので、メイクとか着替えとか、見てはいけないところは極力見ないようにしていました。どこでも着替えていたので、更衣室で着替えるとか、そこは(女優として)固めておいてほしかったです(笑)
池田:芸人魂でどこでも着替えられるので(笑)
木崎:確かに、カメラの前では誰よりも女優さんでしたが、裏では女の子が絶対にしないような仕草をしていました。胸に詰めているものをずっと触っていたり(笑)
池田:下がってくるので(笑)
――カメラの前では「誰よりも女優」とのことですが、どういうところでそう感じましたか?
木崎:サレ妻として悩んでいるというのを響子に見せるシーンが多いんですけど、女っぽいうじうじの仕方で、仕草もそうですが、かわいそうな女性をちゃんと演じられているなと思いました。
――田中さんはいかがですか?
田中:目線の使い方と声の出し方が女性すぎて、唯一無二だなと思いました。メイクも慣れている感じがあって、それがすごく今回のメイクアップアーティスト役に生きているなと思います。
――皆さん大絶賛ですね。
池田:すごく恥ずかしいですけど、ありがとうございます(笑)。いつかまた女優仕事が来るかもしれないので、全力でやらせてもらいました。
木崎:ただ、横に並ぶと大きさが(笑)
池田:178cmなので。一瞬、木崎さんと横並びになるシーンがあるんですけど、そこだけは監督から「ごめんなさい。サイズごまかせないです」と言われました(笑)