セイコーウオッチの「セイコー アストロン Nexter」シリーズから、3種類の限定モデルが登場する。独特のカラーリングとダイヤルパターンによって近未来的な雰囲気をまとい、アストロンの先進性を表現した。


1969年にリリースされた「クオーツ アストロン」を祖とし、2012年リリースのGPSソーラーウオッチから続く現在のアストロンは、セイコーウオッチの先進性を象徴するブランドとなっている。アストロンの由来は、宇宙を意味する「Astro-(アストロ)」だ。

今回の限定モデルは、GPSソーラームーブメントの「キャリバー 5X83」を搭載した2モデルと、同じくGPSソーラームーブメントの「キャリバー 3X62」を搭載した1モデルで構成される。
○キャリバー 5X83 搭載モデル

5X83搭載モデルは、限定モデルならではというカラーリングとダイヤルパターンを採用。光の粒子を意味する「光子(Photon)」をコンセプトとして、さまざまな色彩を持つ光子のエネルギーを独自のカラーリングで表現した。

「SBXC183」モデルは、チタンのシルバーケース/ブレスレットとブラックセラミックスの組み合わせ。ダイヤルやケースの各所にネオンオレンジの差し色を用いており、スポーティーなデザインだ。10月10日の発売予定、価格は33万円、世界限定1,200本(うち日本国内500本)。

もうひとつの「SBXC185」モデルは、ブラックでコーティングしたチタン素材のケースとブレスレットに、ホワイトセラミックスを合わせた。異なる素材の融合を強調し、ブラックダイヤルにライトグリーンの差し色がきれいなコントラストを生んでいる。10月10日の発売予定、価格は35万2,000円、世界限定1,200本(うち日本国内500本)。

それぞれのダイヤルには、新しい型打ちパターンの「ホリゾンタルパターン(横縞)」を採用。
「線」が断続的につながるこのパターンは、光速で駆け抜ける光になぞらえたものだという。セイコーウオッチの製品紹介には「駆け抜ける光の躍動感を鮮やかな差し色で表現」とあるのだが、公式画像を見ても言葉通りのイメージが伝わってくる。

ケース/ブレスレット素材:チタン(独自の表面硬化技術「ダイヤシールド」加工)
ケースサイズ:外径43.4mm×厚さ13.4mm
風防:デュアルカーブサファイアガラス(両面無反射コーティングの「スーパークリアコーティング」)
防水性能:日常生活用強化防水(10気圧)
ムーブメント:GPSソーラームーブメント「キャリバー 5X83」
おもな機能:ワールドタイム(38タイムゾーン)、デュアルタイム表示、ストップウオッチ(1/20秒計測・12時間計)、GPS衛星電波受信によるタイムゾーン修正、ソーラー充電

○キャリバー 3X62 搭載モデル

3X62搭載モデルの「SBXD037」は、一転してやや暗めのシルバーを基調としたモノトーン風の出で立ち。近未来的な宇宙船の内部空間から着想を得たとし、アストロンの先進性を特別なデザインで表現したという。

ダイヤルには、こちらも新規の型打ちパターンを採用。3方向に伸びる縞模様が、上下左右に関係なく広がる無重力空間を表している。

ベゼルはチタンとアルミという2種類の異なる金属を組み合わせた2層構造。上層の切り欠き(6カ所)から下層が見えるというデザインだ。上層の切り欠きはダイヤル上のインデックス(12カ所)にも位置的に対応しており、視認性を高めている。

ケース/ブレスレット素材:チタン(独自の表面硬化技術「ダイヤシールド」加工)
ケースサイズ:外径42mm×厚さ12mm
風防:サファイアガラス(両面無反射コーティングの「スーパークリアコーティング」)
防水性能:日常生活用強化防水(10気圧)
ムーブメント:GPSソーラームーブメント「キャリバー 5X83」
おもな機能:GPS衛星電波受信によるタイムゾーン修正、ソーラー充電
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