誕生から75周年をむかえた「Orient」ブランドの腕時計。このアニバーサリーを記念したモデルが続々と登場しているが、さらなる新作として、過去の作品を復刻するリバイバルコレクションから「ワールドマップ」の75周年限定モデルが発表となった。


1969年の「ワールドダイバー」を原型とするワールドマップは、世界地図をモチーフにしたカラフルな文字板が特徴。今回の復刻モデルは、2021年の復刻第1弾に続く第2弾となり、ケースの縁やりゅうずにゴールドカラーを用いたツートンケースが75周年に華やかさを添える。9月18日の発売、価格は6万500円、限定1,500本(国内500本/海外1,000本)だ。

かつてのワールドダイバーは、ダイバーズウォッチとトラベルウォッチの特徴を独特の手法で表現しており、簡易的なワールドタイム機能は当時の海外旅行に対する憧れを象徴していた。機能的には、4時位置のりゅうずで24時間表示内転リングを操作し、文字板に描かれた南半球から見た世界地図に合わせると、各地のおおよその時刻が分かるという仕組みだ。

今回の復刻第2弾モデルならではの特別仕様として、1969年のオリジナルモデルを忠実に再現したマルチカラー文字板を採用。加えて、文字板には1950年代の筆記体「Orient」ロゴを描き、ケースバックにも筆記体で「Orient Since 1950 75th Anniversary」のロゴ、およびシリアル番号を刻んだ。

写真で見ると派手に思えるかもしれないが、実物は意外とおしとやかで変な目立ち方はしない。これは全体としてのカラーリングの妙だろう。フィット感のよいケース一体型のメタルバンドや、特別デザインの75周年アニバーサリーボックスにも注目だ。

ムーブメントは自社製の手巻き付き自動巻き機械式「キャリバー F6922」を搭載。パワーリザーブは40時間以上となっている。


ケース素材:ステンレススチール
ケースサイズ:縦46mm×横43.5mm×厚さ13.9mm
風防:片球面無機ガラス
バンド:ステンレススチール
防水性能:20気圧
ムーブメント:自社製の手巻き付き自動巻き機械式「キャリバー F6922」
パワーリザーブ:40時間以上
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