カシオ計算機(カシオ)は9月18日、コミュニケーションテック事業を展開するTieUps(タイアップス)と、ライブ配信専用スケジューラー「Streamer Times」の企画やマーケティング・プロモーション領域における資本業務提携契約を締結したと発表した。

カシオはパーパス「驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを。」を掲げ、ユーザー視点で新たな価値創出を目指し、新規事業に取り組んでいる。
その一環として、複数のライブ配信プラットフォームを横断管理できる「Streamer Times」など、クリエイターエコノミー関連サービスを展開している。

TieUpsは、「いつの間にか、一歩踏み出せる世界へ」というビジョンを掲げ、マーケティングプラットフォーム「タイアップス」やブランディングプロフィールツール「lit.link」などを運営。これまでに「lit.link」を通じて、月間延べ7,000万以上のファンタッチポイントや350万人のクリエイターデータを活用し、ファンとコンテンツのつながりを可視化することで、クリエイターとファンの体験価値を高めてきた。

今回の提携により、両社はそれぞれの強みを生かして新たなライブ配信市場の創出を目指す。「lit.link」のUI/UX開発ノウハウを活用し、「Streamer Times」のZ世代への認知拡大を図るほか、プロフィール欄に「lit.link」のURL枠を設けるなど相互連携を進め、両サービスでのユーザー増加が期待できるという。

協業の第一弾として、「lit.link」ユーザー向けのオンラインコミュニティ「lit.link ライバー育成プログラム」が始動した。同プログラムでは「タイアップス」と「Streamer Times」を連携させ、既存の配信者だけでなく、これから配信を始めたいクリエイターに対しても、学習から実践、ファンづくりまでを一貫して支援する環境を提供している。

今回の提携は、カシオの掲げるパーパスの下、新たな価値創造を推進する戦略の一環とされる。クリエイター支援を強化することで、ライブ配信市場における存在感を高める狙いがあるという。

カシオは今回の資本業務提携を通じて「Streamer Times」の事業拡大を加速し、クリエイターの創作活動を支援していくとしている。
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