前回は、アンドロイドのタブレットが、Windowsの代わりに使えるかどうかを調べた。そのため、7インチ、10インチのアンドロイドタブレットを購入した。
購入したのは、以下の2機種。
・10インチ Lenovo Tab B11
・8インチ ALPHAWOLF Apad 1
スペックを(表01)に示す。どちらの機種も、購入後のアップデートで、Android 15がインストールされた。LTEを装備し、モバイルネットワークへの接続が可能だ。国内で販売されている機種で、技適など必要な規制を持つ。
10インチの方が少しスペックが低い(プロセッサが前世代)なのは、発売が昨年で、8インチは、今年発売の製品だからだ。予算の関係で、こうなったが、プロセッサ性能の差はそれほど大きく感じなかった。たとえば、電子書籍(Kindle)の表示では違いが感じられなかった。
結論からいうと、外出時に、電車の中などで立ったまま電子書籍を読むような場合には、8インチが最適だが、席に座って、膝にタブレットを置くなどして閲覧するなら、どちらも大きな差を感じなかった。
国内メーカーの直販サイトから購入するなら問題はないが、オンライン通販サイトから購入する場合、チェックしておく項目がいくつかある。
1つは技適などの日本の規制にパスしていることだ。
もう1つは、GMS認証だ。アンドロイドは、オープンソースで提供されているため、誰でも移植することが可能だ。GMSとは「Google Mobile Services」の略で、Googleの提供するアプリやAPIなどがテストをパスしてGoogleから「認証」されたことを意味する。これにより、プレイストアへのアクセスなどが可能になる。
アンドロイドタブレットには、コストを下げるため、GMS認証を取らずにオープンソースからAndroidを移植したものがある。こうした機種は、GMS認証を取得しておらず、通販サイトの表記でもGMS認証を表示することができない。あからさまに「当機はGMS認証を取得しておりません」と書くこともないため、商品説明などを検索してGMS認証の有無を確認する必要がある。
10インチで、Lenovo Tab B11を選んだのは、WWAN(LTE)を装備している割に安価だったこと、ペンが付属している点が決め手になった。購入時には、Android 13だったが、アップデートでAndroid 15が導入された。
8インチの機種の決め手は、WWANを装備して1万円台という価格だった。スペックも悪くないため、この機種にした。
今回のタイトルネタは、1969年の映画「The Italian Job」(邦題ミニミニ大作戦)である。2003年にリメイクされたが、オリジナルを超えることはできなかった。見どころはイギリスのミニとイタリア警察のパトカーアルファロメオのカーチェイスだが、結末でタイトルの意味を理解することになる。