ロジクールは9月30日、PC周辺機器のフラッグシップ「MX」シリーズ新製品として、高性能マウス「MX MASTER 4」(MX2400シリーズ)を発表した。10月30日に発売する。
価格はオープンで、ロジクールオンラインストア価格は21,890円。 カラーはグラファイト、ペイルグレーの2色。

「触覚フィードバック センスパネル」を親指エリアに搭載

MX MASTER 4はMXシリーズ最上位の高性能ワイヤレスマウスで、新たに「触覚フィードバック センスパネル」を搭載したことが最大の特徴。2019年にハードウェアを全面的に刷新した前モデル「MX MASTER 3」を発売のち、約6年ぶりにフルモデルチェンジした新製品となる。

MX MASTER 4では、新たに親指エリアに「触覚フィードバック センスパネル」を追加した。このパネルを押すと、同社ユーティリティ「Logi Options+」に加わった新機能「Actions Ring」が標準で起動。画面上で8つのショートカットがリング状にオーバーレイ表示され、カーソルを合わせてクリックすると設定した各動作を実行できる。日常的に使うツールやChatGPTなどのAIツール、接続先デバイスの切り替えなどを手軽に実行できるようになる。

アプリケーションの割り当てはLogi Options+で設定。パネル内部に触覚センサーを内蔵し、押すと振動による触覚(ハプティクス)フィードバックが返され、操作状況をユーザーに伝える。触覚フィードバックはLogi Options+でオンオフや振動の強さなどのカスタマイズが可能だ。

ロジクールではActions Ringにより、マウスの移動量を通常から最大63%、作業時間を最大33%削減できるとしている。


サムホイールは従来より上に配置。レシーバーUSB-C対応に

本体の基本デザインはMX MASTER 3を踏襲しているが、各パーツで改善がなされている。

例えばサムホイールは従来より上に飛び出た形で配置し指との設置面積を拡大させ、直感操作しやすくしたほか、ジェスチャーボタンの位置も調整された。1秒間に1,000行をスクロールできる「MagSpeed 電磁気スクロールホイール」やチルト機能は引き続き搭載し、天面のボタンでフリースピンモードとラチェットモードの切り替えに対応する。

搭載ボタン数は8、トラッキングセンサーは8,000dpi(dpi値は200dpi~8,000dpiまで50dpi刻みで設定可能)。マウスの底面には広い面積のソールを採用し、より安定して操作できる。クリックボタンには静音ボタンを採用。通信はBluetoothおよび、同梱のLogi Boltレシーバーに対応する。

同梱のLogi BoltレシーバーはUSB-C接続で、最大6台までの機器を1台のPCにつなげるようになった。加えてMX MASTER 4本体のICチップを改良しアンテナ位置を変更したことで、前モデルと比べ2倍の接続性を確保したとする。

本体サイズは88.2×128.2×50.8mm、重さは約150g。製品にはグラファイトで最大54%、ペイルグレーで最低48%の再生プラスチックが使われている。
バッテリー駆動時間はフル充電時で最長72時間。1分間の充電で3時間利用できる急速充電機能を搭載する。
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