俳優の大鶴佐助が16日、東京グローブ座で行われた舞台『十二夜』初日前会見および公開ゲネプロに、主演の正門良規(Aぇ! group)、阿知波悟美、峯村リエ、作・演出の森新太郎氏とともに出席。驚きの勘違いエピソードを語った。
シェイクスピア喜劇の中でも最高作と言われる『十二夜』を、森新太郎氏の演出で、性別にとらわれず自由な発想で選ばれた俳優が演じる同舞台。船が嵐に遭遇し、双子の兄と生き別れた妹・ヴァイオラを正門が演じる。
伯爵令嬢のオリヴィアを演じる大鶴は「女性役を演じるのは初めてで、最初はすごく緊張するかなと思ったんですけど、逆にここまで振り切ってしまうと普通の男性を演じるより緊張が少なく、稽古場ではまーくん(正門)とたくさんの愛を育んできましたので、お客様にそれを見せつけたいと思います」とほほ笑み、稽古で印象に残っていることを聞かれると「まーくんとの熱いキスですかね(笑)。全く嫌がらずに受け入れてくれたのがとても印象深いです」と話して笑いを誘った。
勘違いや思いのすれ違いが色濃く描かれている本作にちなみ、勘違いエピソードについてもトーク。大鶴は「僕は小さい頃から甲殻類アレルギーと言われて育ったんですけど、28歳ぐらいのときにアレルギーの検査をしたら、まったく甲殻類アレルギーじゃなくて。でも、28年間食べてこなかったから食べるのが怖くて、今でも食べられないです」と告白し、「父が後天的にエビを食べすぎて(甲殻類アレルギーに)なって、遺伝したって言われていたんですけど、そうじゃなかったんです」と話していた。
舞台『十二夜』は、10月17日~11月7日に東京グローブ座、11月15日~11月21日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。