「寝る前などふっと一息つきたいなっていうときに香りって感じたいものだなと思い、その日その時の気分に合わせて毎日香りを変えて楽しんでいます」
そう語るのは、女優・広瀬すず。ふだんはあまり語られることのない“暮らしの香り”についてのこだわりが、彼女の言葉から伝わってくる。
○広瀬すずの価値観を変えた、先輩俳優の言葉
もともと香りには無頓着だったという広瀬。しかし、共演経験のある先輩から聞いた「香りを選ぶことで、自分の気分も切り替わる」という話が、彼女の価値観を変えた。
「『今日こういう疲れ方をしたから、こういう香りにしよう』と柔軟剤をかえて香りを楽しむ――というお話を聞いて、すごく大人だなとずっと憧れを抱いていました。今までは、香りというものにあまりこだわっていなかったのですが、その話を聞いて以来、この数年でだんだん私も香りって大切だなと感じるようになりました」
○“たまらん顔”の裏側にあった意外な緊張感
そんな広瀬がこのたび、ライオンの衣料用柔軟剤「ソフラン アロマリッチ」の新アンバサダーに就任。10月15日より放送を開始した新CM「隠しきれない香福」編では、香りにうっとりと頬をゆるませる“たまらん顔”を披露している。
「柔軟剤ってすごく柔らかい印象をずっと抱いていたので、私で大丈夫かなと思っていたのですが、今回の撮影内容がちょっとコミカルでクスッと笑えるようなストーリーで、不思議な緊張感がありつつ、楽しみながら撮影ができました」
街中を颯爽と歩きながら、ふと香る袖口の香りに思わずニヤリ――“にやけ顔を誰かに見られた!?”と焦る姿も印象的だ。自宅ではソファに深く沈み込み、香りに全身を包まれるようなリラックスした表情を見せている。
○「中を開けると袖がぐちゃぐちゃ」「服を畳むの苦手」
家庭での“洗濯事情”について聞かれると、広瀬は苦笑しながら答えた。
「見た目は綺麗にできたと思っても、中を開けると袖がぐちゃぐちゃになっているなど、器用にできないので、それを見るたびに服を畳むの苦手だなって思います」
その一方で、ふかふかのバスタオルを畳んだり、お風呂上がりに香りを感じたりする瞬間は“たまらん”という。
「バスタオルなどタオル類を畳んでいる時にふかふかになって良い感じだなって思う瞬間や、お風呂上がりに頭を拭いているとフワァってなる瞬間が好きです」
○一人きりの休日は「気づいたら夜だったことが」
今年も映画やドラマに引っ張りだこの広瀬。多忙を極める彼女にとって、オフのちょっとした“背徳感”は貴重なひとときとなっている。
「お仕事で常に現場にいると一人の空間がそんなに多くないので、オフの日は一人でずっとテレビをみていることが多いです。
外ではクールな広瀬も、オフの日はぐうたらモード全開。そんな飾らない一面が、CMの“にやけ顔”と重なって見えてくる。
新CMの放送開始に合わせて、メイキングやインタビューの映像もYouTubeで公開中。「たまらんデス」の一言に込められた、広瀬すずの“素顔”をぜひのぞいてみてほしい。
【編集部MEMO】
1998年6月19日生まれ、静岡県出身。2012年にデビュー後、数々の映画やドラマに出演。2018年には、映画『三度目の殺人』で第41回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。
2019年、舞台『『Q』:A Night At The Kabuki』に出演し、紀伊國屋演劇賞の個人賞を最年少で受賞した。近年では、2025年1月期のTBS系ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』主演、Netflix『阿修羅のごとく』に出演。2025年は、映画『ゆきてかへらぬ』『片思い世界』『遠い山なみの光』で主演を務め、『宝島』に出演。