歌舞伎俳優・市川團十郎の長女で女優・舞踏家の堀越麗禾(市川ぼたん)が、18日に千葉・幕張メッセで行われた「Rakuten GirlsAward 2025 AUTUMN/WINTER」で大型ファッションイベントに初出演した。出演後にマイナビニュースのインタビューに応じ、初ランウェイの感想や今の仕事に対する思いなどを語った。


○初ランウェイを満喫「ものすごく楽しかった」

ステージ上で堂々とランウェイを歩いた堀越。「初めてGirlsAwardでモデルとして歩かせていただいてものすごく楽しかったです。初めての経験だったので、すごく印象に残っていて、歩いているときの景色が頭から消えないぐらい印象が強かったです」と興奮気味に振り返る。

ドラマや舞台などさまざまな活動をしているが、今の仕事に対する思いを尋ねると「少しずついろんなことに挑戦させていただける機会が増えて、すごく楽しいなという思いが強いです」と答えた。

○家族は「温かい存在」 父・團十郎の影響で感謝の言葉を大切に

今年は、歌舞伎座「七月大歌舞伎」や大阪・関西万博で上演された舞台『SEIMEI』で父・團十郎と弟・市川新之助と親子共演し、話題となった。

「父と弟とは、同じ月の公演に出ていても一緒に舞台に立つ機会はあまりないので、一緒だと安心します。本当に家族が温かい存在なので、舞台に一緒に立っているとすごくうれしいし、テンションが上がります」

舞台上での父の姿から刺激も受けているようで、「舞台によって違うようにお芝居しているときもあって、観客席で見ていたり、舞台で共演しながら見ていると、すごいなって思います」と語る。

さらに、家族からもらった言葉で大切にしていることを尋ねると、「父は『ありがとう』とか、愛を込めた言葉を家でも外でもたくさん言ってくれて、そういう言葉をもらうと心が温まるので、愛のこもった言葉って大切なんだなと感じています」と答え、「私も『ありがとう』という言葉をちゃんと伝えたり、感謝するようにしています」と話した。

4月期のTBS系日曜劇場『キャスター』では阿部寛演じる主人公の娘役として出演し、父との間に確執があるという難しい役どころを好演。自身にとって多くの学びがあったと振り返る。

「皆さん温かくて、同年代の方も何人かいらっしゃって、休憩時間も楽しかったですし、すごく勉強になりました。お父さんに対してきつい役で、普段の自分はそうではないので、演じるのはなかなか難しいなと思いましたが、監督さんからいろいろ演技について教えていただいて、こういう演じ方があるんだなと勉強になりました」
○お菓子作りにハマっている「よく作るのはクッキーです」

現在中学2年生。
学校生活やプライベートについて話を聞くと、「お友達と休憩時間にお話したり遊んでいるときが楽しいです。家ではお菓子作りにハマっていて、お菓子を作っているときがすごく幸せを感じます」と笑顔で回答。「よく作るのはクッキーです」と話した。

最後に今後について、「いろいろなことに挑戦させていただけるなら、いろんなものに出演して学び、楽しく向き合っていきたいなと思います」と抱負を語った。

■堀越麗禾(ほりこし・れいか)
2011年7月25日生まれ、東京都出身。十三代目市川團十郎白猿の長女。2014年3月、「古典への誘い」八千代座公演の『芝居前三升麗賑』で初御目見得。2019年8月、シアターコクーン「市川會」にて四代目市川ぼたんを襲名。舞台のほか、ドラマ、映画、CMなどにも出演している。
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