ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』(毎週月曜20:00~)で元棋士役を演じる藤木直人のアマ初段免状授与式が17日、東京の将棋会館で行われた。授与式では、免状を渡した森下卓常務理事が、将棋にまつわる萩本欽一とのエピソードを明かした。


○空港で萩本欽一に声をかけられ…

先ほど、(藤木さんが)ご謙遜で「(アマ初段を授与されて)人前では将棋を指さないようにします」と。つまり、初段の免状にふさわしい将棋を指さないといけないというプレッシャーがおありになって、そうおっしゃったのかもしれませんが、おおいに指していただいてですね。

今から33年前なんですけど、たまたま萩本欽一さんと偶然指したことがあるんです。釧路の空港で飛行機が飛ばなかったんですよ。そしたら、ツカツカと(歩いて)来た人が萩本欽一さんだった。「将棋の先生ですよね?」と言われて。当時はまだ26歳で、六段だったんですけど、「そうです」と答えましたら、「一局教えてください」と。(将棋を指したら)強くてびっくりしました。

それでいろいろお話をさせていただいて、すごく勉強になった。ですので、(藤木さんにも)ぜひ指していただいて、若い棋士に今まで積み上げてきた経験をお伝えいただけると、うれしく思います。
○ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』あらすじ

天才棋⼠の⽗のもとに⽣まれた⾶⿃(のん)。⺟と3⼈、仲睦まじい幼少期を送っていたが、ある時⽗は2⼈を捨てて出ていってしまう。
⺟と貧しい⽣活を送る⾶⿃だったが、やがて⺟も病で他界し、⾶⿃は孤独の⾝となる。

⼀⽅、⾶⿃を⾒捨てた⽗は将棋界で成功を収め、脚光を浴びていた。その姿に殺意が芽⽣えた⾶⿃は、復讐⼼に突き動かされ、ある出来事をきっかけに将棋の世界へと⾜を踏み⼊れる。そして「史上初の⼥性棋⼠」を⽬指す
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