ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』(毎週月曜20:00~)第4話が、20日に配信された。

※以下、ネタバレあり。


○藤堂が抱える過去

対局中、突然意識を失い倒れてしまう飛鳥(のん)。朦朧とする中で、飛鳥の耳には「将棋をするな」という謎の声が響く。将棋に関わるたびに、周囲の誰かが不幸になるように感じた飛鳥は、「私といたら不幸になりますよ」と口にしてしまう。

そんな飛鳥の様子を見ていた藤堂(藤木直人)は、「俺をこれ以上不幸にできるのかよ。悲劇のヒロインやってろ、間抜け!」と突き放し、飛鳥のもとを去る。一方、礼子(倉科カナ)は「昔からあいつ、将棋のことになるとバカになっちゃうのよ。将棋をやめたのも、バカ事件を起こしたからなのに」と語り、さらに「結城彰一(中村獅童)を殴ったの。それで将棋界にいられなくなった」と、藤堂が抱える過去を明かした。

将棋をやめる決意をした飛鳥は、荷物をまとめて礼子の家を出ようとする。無言で立ち去ろうとする飛鳥に、礼子は「藤堂も家出したのよ。将棋をしなくてもここにいていいのよ」と引き止めるが、飛鳥の意思は固く、その場を後にする。その夜、礼子は藤堂に「将棋もあんたも見たくないから出てって。
飛鳥ちゃん連れ戻すまで帰ってくんな」と告げた。
○最愛の父を「気の毒」と言われ……

そうして家を出た藤堂は、道端で佇む飛鳥を見つける。「お前将棋好きか? 俺は嫌いだ」「どんなことがあっても頭から離れない、消えてくれない、腹が立つ」と藤堂は語る。

飛鳥が「なんで結城彰一を殴ったの?」と尋ねると、藤堂は「王竜戦の前日に親父が死んだ。最悪の精神状態だった。『情けない将棋で申し訳ありませんでした。実は昨晩、父が亡くなりまして……』と伝えたら、結城は『あなたは将棋指しに向いていない。お父様はお気の毒だ』と言ったんだ」と告白。

最愛の父を「気の毒」と言われ、カッとなった藤堂は思わず結城を殴ってしまったのだと語る。その話を聞いた飛鳥は「ダサいっすね」と一言。さらに「この間の対局相手、顔がお母さんでした」と打ち明ける。すると藤堂は「亡霊でも会えるならいいじゃねえか。
亡霊になって出てきて、お前のこと応援してんだよ」と優しく告げた。
○「自分で呪いをかけて逃げていた」

お互いの過去を語り、心を通わせた2人は再び礼子の家へ。翌朝、藤堂は父の骨を散骨しながら「自分で呪いをかけて逃げていた」と反省し、「俺たちがお前を支え、もっと強くする。お前の母親がどう思おうが関係ない。お前の人生だ。投了するにはまだ早い」と飛鳥に伝える。

そして迎えた「アマチュア棋匠戦」で、飛鳥は見事勝利を収める。その頃、自宅であるものを目にした彰一。果たして彼の目に飛び込んできたものとは。

(C)AbemaTV, Inc.

【編集部MEMO】
天才棋⼠の⽗のもとに⽣まれた⾶⿃(のん)。⺟と3⼈、仲睦まじい幼少期を送っていたが、ある時⽗は2⼈を捨てて出ていってしまう。⺟と貧しい⽣活を送る⾶⿃だったが、やがて⺟も病で他界し、⾶⿃は孤独の⾝となる。
⼀⽅、⾶⿃を⾒捨てた⽗は将棋界で成功を収め、脚光を浴びていた。その姿に殺意が芽⽣えた⾶⿃は、復讐⼼に突き動かされ、ある出来事をきっかけに将棋の世界へと⾜を踏み⼊れる。そして「史上初の⼥性棋⼠」を⽬指すことになる。これは、憎しみに囚われるひとりの⼥性が、将棋を通じて⼈⽣を取り戻していく物語。

☗第4話本編映像を公開☗『これからは俺たちがお前を支える』藤堂(#藤木直人)が過去の自分と決別。バディは復讐を誓い、ついに動き出す!#アベマでミスキン最新話まで全話無料配信中#MISSKING #ミス・キング— MISS KING / ミス・キング @ABEMAドラマ (@abema_drama) October 21, 2025
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