女優の柴咲コウが27日、東京・日比谷で行われた「第38回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。

映画『兄を持ち運べるサイズに』(11月28日公開)で主演を務める柴咲は、共演の満島ひかり、中野量太監督とともに登場。
肩出しのロングドレスで美貌を放ち、フォトセッションではダブルピースなどお茶目なポーズも披露していた。

作家・村井理子氏が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ『兄の終い』をもとに映画化した本作は、絶縁状態にあった実の兄の突然の訃報から始まる家族のてんてこまいな4日間の物語。マイペースで自分勝手な兄に幼い頃から振り回されてきた主人公の理子役を柴咲コウ、家族を振り回す原因となるダメな兄ちゃんをオダギリジョー、兄と一時は夫婦でありながらも、ある理由で離婚した元嫁・加奈子を満島ひかりが演じる。

今年の東京国際映画祭は、10月27日から11月5日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。「東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する」を目指し、新部門の創設など、映画人や映画ファンの交流の場を様々な形で実現させていく。

「コンペティション部門」は、108カ国・地域から寄せられた1970本の中から15作品が選ばれ、日本からは『金髪』(坂下雄一郎監督/岩田剛典主演)と『恒星の向こう側』(中川龍太郎監督/福地桃子主演)の2作品が選出されている。

撮影:蔦野裕
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