○RSSでの情報取得の利点

XやFacebookなどの各種SNS、YouTubeやニコニコ動画などをはじめとした動画からニュースサイトやブログ、個人が発信する情報から企業や組織が発信するものまで、インターネットを通じた情報取得方法は広がっているが、特定の分野や特定のWebサイトの情報を得ようと思えば、RSSリーダーで更新情報を取得するのが効率的だ。

しかし、一定の分野をRSSに登録しようと思うと探すのが実に大変。
検索サイトでキーワードで検索して、RSSが設置してあるページを探して、一つ一つ登録していく必要がある。10や20のWebサイトであれば、短時間でも可能だが、これを500や1000という単位で収集しようと思えば、長い月日をかけて構築しなければならない。
○OPML形式をAIで作成

そこで試したいのが検索能力にも優れたAIの活用。RSSへの登録にかかっていた時間を一気に短縮できる可能性もあるのではないかと思った。筆者は、XMLと比べてフォルダ構成など階層化にも利点のあるOPML(Outline Processor Markup Language)対応のRSSリーダーfeederを使うケースが多いので、コーディングエージェントCodexを使って試してみた。

AI/ML主要ベンダーの公式ブログのOPMLを作ってくれない?100未満

すると、CodexがOPMLを作り出す。

これをSaaS提供Feederのライブラリからインポート&エクスポートを選択し、作成したOPMLを読み込む。

無事に登録されているようだ。

○コーディングエージェントで一歩先行くRSSシステム運用

コーディングエージェントを使うと時折、読み込みエラー処理が出た場合でも高精度で修復するメリットがある。また、より高度なやりとりを行える。OPMLではRSSリーダーのフォルダの作成や削除もできるので、うまくやればスマートなアイテム整理が可能だ。

例えば、feederのOPMLを逆に書き出して(エクスポート)ローカルのPCフォルダに入れておく。
コーディングエージェントでフォルダ内のフィードのデータ修復や整理整頓を頼むと、Pythonで300行ほどのキーワード特徴に合わせたフィードを追加するスクリプトを作成してくれる。フィードの監査内容をCSVに保存した上で、英語/日本語ソース、パラメータでキーワード特徴に合わせたフィードの追加を行える仕組みなども構築できる。

ただしこちらは、コンテクストもそこそこ必要。コーディングエージェントとの壁打ちから、何度もYesを打ち込みながらエラーを修復させるといったことも必要で実行までの時間もかかる。ホビーユースには少々複雑でハードルが高いと言えるだろう。

しかしながら、実際に稼働する高度なスクリプトを見てカスタマイズするのはスキルアップの材料としてはとても良い。気になる箇所は、そのままコーディングエージェントに「この部分はどんな処理をしているの?」と尋ねると簡潔なわかりやすい日本語で丁寧に教えてくれる。
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