実業家の前澤友作氏が代表取締役社長を務める、カブ&ピース主催のイベント「カブアンド総会」が10月28日、Kアリーナ横浜で開催された。

会場には全国47都道府県から約1万人が来場。
MCには平成ノブシコブシの吉村崇さんと重盛さと美さん、トークセッションには芸人・童話作家の西野亮廣さん、幻冬舎編集者の箕輪厚介氏など豪華ゲストが登壇し、同社初となるリアルイベントを盛り上げた。

サービス利用者数は2期めで約29万人増

カブ&ピースは「目指せ、国民総株主」を掲げ、2024年11月から電気、ガス、モバイル通信、インターネット回線、ウォーターサーバー、ふるさと納税の6つのサービス提供を開始した。同社は「日本国内の株式投資家を増やし、日本経済を活性化させる」ことをミッションに掲げ、ユーザーにポイントではなく株式を還元する仕組みを採用。これにより、同社の成長と上場を通じて、所有する株式の価値を高めていくことを目指している。

イベント冒頭では前澤氏が登壇し、「ちょっと感無量ですね……お忙しい中、こうして多くの皆さんにお集まりいただき、本当にありがとうございます。こんなに大勢の前で話すのは初めてなので、少しドキドキしています」集まった来場者に感謝を伝えた。

同社によると、第1期の株主数は約69万人に達し、日本企業の株主数ランキングではANAホールディングスに次ぐ第9位にランクインしている(2025年6月17日現在)。2025年2月1日から7月31日までの第2期決算では、サービス利用者数が約29万人増加したという。

2025年10月からは保険サービス「KABU&ほけん」、買い物やサービス利用で株がもらえる「KABU&カブ」、Wi-Fiルーターサービス「KABU&Wi-Fi」がスタート。現在計10のサービスを提供している。
前澤氏が目指す株主との「共創」

今回のイベントでは「共創」という言葉を何度も繰り返した前澤氏。イベントではトークセッションの後、SNSや参加者からの質問に前澤氏が直接、質疑応答する時間も設けられた。


「一緒にお仕事するためには、どんな能力が必要ですか? 」という質問に対し、「現在、カブアンドの公式サイトで求人募集を行っています。あらゆる分野で人手が不足している状況が続いていますので、もし求人情報をご覧いただいて、興味のある分野や『これなら自分にもできそうだ』と思うものがあれば、ぜひ遠慮なくご応募ください。直接お話しできる機会を持てたらと思います」と回答。

前澤氏は「何に新しい価値を皆さんと共創していくことができるか、というのが今後の大きな課題」だと話した。
既存の資本主義を変え、「共創資本主義」を目指す

前澤氏が掲げているのは、資本主義の新しい考え方「共創資本主義」だ。

「現在の資本主義は限界に来ています。与える側と与えられる側ではなく、強者弱者、勝ち組と負け組でもない一人ひとりが大事な主役で、共創者でありたい。僕はカブ&ピースを通し、そういう社会を作りたいです」

(※例示として示す構想であって、株式会社カブ&ピースが現時点でこれらの事業を営むことを検討しているものでもなく、また実現を保証するものでもありません。投資判断に当たり、当該情報に依拠することのないようご注意下さい。)

※株の受け取りにはサービス利用と株式の申し込みが必要です。
※カブアンド種類株式のお申込み・投資のご検討にあたっては、株式会社カブ&ピースが作成する目論見書を同社のウェブサイトよりダウンロードし、必ずご覧いただいたうえで、投資家様ご自身の判断で行うようにお願いいたします。
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