銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。

今回ご紹介するのは、「旅行? へー、誰と行ったの?」と変なさぐりをいれてしまうおじさん。

○「彼氏と行ってきました」なんて言えるわけないので

兄弟のうちでいまだに未婚なのが上の弟と私だけであることもあって、よく2人で旅行に出かけたり、飲み歩いたりしておりまして、先日は山梨県まで富士山を見に行ってきました。

そんな話をすると

「旅行? へー、誰と行ったの?」

と、気にしてくれるおじさんが必ずいます。必ずです。

弟と行ったので「弟と行ってきました」とお答えしますし、仮に弟じゃない男性と旅行をしたのだとしても「弟と行ってきました」、もしくは「女友だちと行ってきました」「家族旅行です」としかお答えできませんし、それを信じるか信じないかはあなた次第。

「彼氏と行ってきました」なんて口が裂けても言えません。ええ、そういうものです。
○ファンタジーとして楽しみましょう

「誰と行ったの?」に対する答えは最初から決まっていて、「弟と行ってきました」、もしくは「女友だちと行ってきました」「家族旅行です」以外はありえない、あってはならないのです。だって、そういうものですから。

皆さんの機嫌を損ねるわけにはいかないし、そもそも機嫌の悪いおじさんの相手をさせられるのはめんどうだし、そんなのまっぴらごめんです。

というわけなので「誰と行ったの?」なんて聞くだけムダ。

すべてファンタジー、フィクション、かりそめの世界です。

旅行も海水浴も弟と行きましたし、花火もお祭りも弟と行きます。
ツーショット写真の若い男は誰かって? それも弟です。全員弟です。私たちには弟が100人くらいいるんです。たぶん。

○ちゃんとそれ以外の理由でフラれるので安心して

今回は「旅行? へー、誰と行ったの?」と変なさぐりをいれてしまうおじさんについて解説しました。

どうしても恋人の有無が気になってしまうおじさんに朗報です。

恋人の有無は決定打にはなりません。

彼女があなたに気がないのであれば、恋人がいようがいまいが、無人島で2人きりになろうがノーチャンスです。一方で、もし彼女があなたに気があるのであれば例え若くてイケメンでムキムキマッチョの彼氏が100人いても迷わずあなたを選びます。

あなたの恋が実らないのは彼女に恋人がいるからではありません。ちゃんとそれ以外の理由で嫌われています。南無。
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