「TENTIAL(テンシャル)」は11月7日、岩手県発のアートライフスタイルブランド「HERALBONY(ヘラルボニー)」と、TENTIALブランド初となるコラボレーションを発表。同日よりコラボ製品「BAKUNE Pajamas Dry(HERALBONY)」を販売開始した。


○数量限定モデル「BAKUNE Pajamas Dry (HERALBONY)」11月7日より販売開始

「BAKUNE」でリカバリーウェア市場を広げたコンディショニングブランド「TENTIAL(テンシャル)」は、障害のある作家が描くアートを軸に多角的な事業を展開するクリエイティブカンパニー「ヘラルボニー(HERALBONY)」とコラボレーションし、HERALBONYの契約作家2名のアートを起用した数量限定モデル「BAKUNE Pajamas Dry (HERALBONY)」を11月7日より販売開始した。

「BAKUNE Pajamas Dry (HERALBONY)」の価格は3万9,820円(上下セット)で、サイズはXS~2XLを用意している。カラーは、アーティスト・和田成亮氏の描く「ノースウエスト航空」と、アーティスト・笹山勝実氏の描く「無題」の2色。

それぞれ、TENTIAL公式オンラインストア、TENTIALの各店舗(虎ノ門ヒルズ/丸の内/伊勢丹新宿店/そごう横浜/阪急 うめだ本店/大阪)、HERALBONYオンラインストアで購入が可能だ。

○TENTIAL 中西裕太郎氏とヘラルボニー 松田文登氏が語るコラボのきっかけ

11月7日、この「BAKUNE Pajamas Dry (HERALBONY)」の発売を記念し、TENTIAL 代表取締役 CEOの中西裕太郎氏、ヘラルボニー 代表取締役 Co-CEO 松田文登氏によるお披露目会がTENTIAL 虎ノ門ヒルズで開催された。

TENTIALの中西氏は、コラボのきっかけを「障害のある方たちがどのように価値を発揮していけるかというところに、ビジネスとして真摯に取り組んでいる姿に感銘を受けた」と話す。TENTIALはスポーツのデータや知見、経験を社会に還元するというトライを行っており、「なにか力になれないか」とヘラルボニーに連絡を取ったという。

これに対してヘラルボニーの松田氏は、「考え方そのものにすごく共鳴した。健康に前向きな社会を作って自分のポテンシャルを引き出すということは、ヘラルボニーにおいての作家たちのポテンシャルを引き出していくことと共通している」と返答。「このコラボによって新たな可能性を本気で作っていけるんじゃないかと思い、すごく喜びを感じました」と語った。

TENTIALの中西氏は、ヘラルボニーの本社がある岩手に訪問し、アーティストのみなさんとも会っているという。同氏は「創業の地のエネルギーを感じ、僕たちが持っている能力とヘラルボニーさんの持たれている力やエネルギーを融合し、面白いコラボレーションになるなと感じました」と、その体験を語った。


またヘラルボニーの松田氏は、コラボ製品に起用されたアート「ノースウエスト航空」「無題」のアーティストについて解説する。

「『ノースウエスト航空』を描いた和田さんは、自分の作品を作ることに意欲的な方で、いろいろな絵の具を混ぜながらこだわりを持ってやっている作家さんです。そのこだわりがという作品に表れています。『無題』を描いた笹山さんは、非常に美しいドローイングを描く方で、自分自身で色を選んでいます。その線に活力をもらう方は非常に多いんじゃないかなと思います」(ヘラルボニー 松田氏)

○両社のメッセージを込めたコラボ商品開発

続いて登壇したTENTIAL BAKUNE事業責任者の塩野清雅氏、ヘラルボニー 執行役員/アカウント事業本部統括 國分さとみ氏は、2025年4月から行われてきたコラボ商品の開発について振り返った。

塩野氏は「とくにヘラルボニーさんが大切にしている『障害』や、我々が掲げる『ポテンシャル』といった内容を含めて、社会にどのようなメッセージを送り商品を作っていくべきかを議論したことが一番印象に残っています」と、エピソードを語る。

これに対し國分氏は「“障害者の方個人の心身に障害があるのではなく、社会側に障害がある”というメッセージを社会に伝えていくことが私たちの創業以来のスタンスです。そういったことも含めて、今回の商品には単純なコラボ以上の意味を持たせることができました。TENTIALのみなさんに、作家さんと会っていただいたのも印象的でした」と返した。

「BAKUNE Pajamas Dry (HERALBONY)」は、パイピングなど細部にもこだわり、品質とラグジュアリー感を両立させたという。また限定デザインボックスは外側だけでなく内側もアートで彩られ、クオリティに妥協することなく作られていることが伺えた。

シンプルなデザインゆえに「着る場所を選ぶ」という指摘もあったという「BAKUNE」シリーズ。
そこにヘラルボニーのアートが加わることで、ラグジュアリーな場所でも着れるような商品が誕生した。アートとウェルネスの融合は、両社の新しい可能性を生みそうだ。
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