お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が6日、ABEMAのニュース番組『ABEMA Prime』(毎週月~金21:00~)に出演した。

○「母親やめます」投稿に共感と批判

番組では今回、SNSで話題を集めた「母親やめます」という投稿を取り上げ、「もう母親なんてやめたいと思っちゃダメですか?」をテーマに議論。


「母親をやめたい」と打ち明けた投稿には共感とともに批判も多く寄せられ、子育てに追い詰められた母親たちが抱える現実に、スタジオでは“親であることの義務感”や“社会の視線”について多角的な意見が交わされた。

兼近は「個人的になんですけど」と前置きし、「『父親やめたい』も同じように批判を受けると思う。これってやっぱり義務化しているせいだと思う。だから少子化も進んじゃってるのかな」と持論を展開。

また、「『仕事やめたい』って言っても、“人に迷惑がかかるだろ”とか“ちゃんとやり抜けよ”って批判がくると思うけど、『タレントやめたい』って言った場合“どうぞ、どうぞ”なんですよ。これって羨ましがられているからだと思う」と分析した。
○兼近大樹が自身の母親について語る

その上で、兼近は「母親とか父親って、今、羨ましがられてないと思う。『私は我慢できた、なんでお前はやめちゃうんだ』って、“私はやったのに感”がすごい全体に流れていて、だからこそ今の若者は母親とか父親になりたがらない人も増えている」と、現代の育児観に根付く“我慢の構造”を指摘。

続けて、「本来羨ましいものであった方がいいはずなのに…羨ましくないことをみんな我慢してやってるから批判が出る」と語った。

さらに、兼近は自身の経験にも触れ、「僕のお母さんの場合、母親としてはもしかしたらあんまりやってなかったのかもしれないけど、めちゃめちゃ働いていた。寝る間も惜しんで働いている姿を見て、かっけぇなって、お母さんってすげぇなって受け取り方だった」と回顧。

そして、「親としていろんな角度があると思う。
いろんな受け取り方をしていい」と述べ、家庭や子育ての多様な形を受け入れる大切さを強調した。

【編集部MEMO】
「ABEMA NEWS チャンネル」で生配信されているニュース番組『ABEMA Prime』(毎週月曜~金曜21:00~) 。キャッチコピーは「みんなでしゃべるとニュースはおもしろい」。これまでの当たり前や価値観が変わるなか、今の時代らしいネット言論に挑戦する。レギュラーメンバーは総勢70人。さまざまなバックグラウンドをもつ論客たちと多様で新しい議論を届ける。
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