歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未が10日、都内で会見を行い、婚約を発表した。

出会いは、2021年に上演されたュージカル『ポーの一族』。
能條は「夫婦の役だったんですけど、私も極度の人見知りということもあり、最初の方はほとんど会話もなかったんですけど、少しずつお話をする機会が増え、歌舞伎役者さんはお堅いイメージがありましたが、話しているとすごく気さくで優しくて、楽しい方で、徐々に印象が変わっていき、もっと橋之助さんのことを知っていきたいと思っていたときに、舞台が終わったあと、彼の方から『交際を』と言っていただきました」と照れながら説明した。

橋之助も「舞台で共演をさせていただいて、舞台が終わってから、次が京都公演だったんですけど、京都公演に行く前に告白をさせていただき、なんとかOKをいただいたという経緯でございます」と話し、「(舞台中も)僕はずっと好意はあったんですけど、気づいてくれていたのかわかりませんが、どうですか?」と尋ねると、能條は「すごく優しくしてくださるなとは思っていました」と笑った。

さらに橋之助は、「ストレートに『好きで、お付き合いしていただきたいと思っています』と伝えました」と回顧。結婚を意識し出したのはいつか聞かれると、「共に時を過ごしていくなかで、ありがたいことに大役をさせていただく機会も増ええていくなかで、愛未と一緒にいるとそれが僕の力になると感じるタイミングがありまして、そこからだんだんと僕は、もしかしたらこの方と人生を共にしていくべきなんじゃないかという思いが強くなって、プロポーズを決意しました」と答えた。

ハリー・ウィンストンの0.7カラットの婚約指輪を輝かせた能條は、「7月にハワイに2人で旅行に行ったタイミングでプロポーズをしていただきました。素敵なレストランで、海の見える席で、おいしくご飯を食べていたんですけど、途中からそわそわし出してきて、デザートのタイミングでお手洗いに行くと立ち上がって、帰ってきたら、『愛未に話したいことが』って。指輪をパカッと、ひざまずいて」と明かし、橋之助も「一生に一度のことですから、海沿いからひざまずいて『結婚してください』とプロポーズ致しました」と振り返った。

能條は「『もちろんです』と答えました」と快諾したと言い、「この日のために、どんな言葉を言うのかとか、この指輪を選ぶときも一生懸命私のことを思って選んでくれたのかなと思うと、それだけで感動というか、涙が止まらなかったです」と語った。

なお、挙式・披露宴を来年初夏に予定しているという。
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