スイスの老舗ブランド「ロンジン」が、1967年発売の名作「ウルトラ-クロン」を現代風に復刻。新作「ウルトラ-クロン クラシック」として発売した。
毎時36,000振動(5Hz)の高振動ムーブメント「L836.6」を中心に据えた、ハイビート・ドレスウォッチだ。

ロンジンは1910年に1/10秒の計測が可能な5Hzストップウォッチの特許を取得し、1959年には天文台クロノメーター「キャリバー360」で高振動ムーブメントを実用化。そうした流れの中で1967年に登場した「ウルトラ-クロン」は、毎時36,000振動の高精度を腕時計に持ち込んだ重要なモデルでもある。

新作の「ウルトラ-クロン クラシック」は、このハイビートのアイコンを現代的に再構成したモデルだ。1967年の意匠をなぞりつつ、「真の革新は、確かな実績と卓越性の上に築かれる」というブランドの信念を体現するコレクションとして位置づけられている。

ラウンド型のステンレススチールケースは、直径37mmと40mmの2サイズを展開。厚さはいずれも10.95mmと薄く、ドレスウォッチらしいプロポーションだ。

ブレスレットは、1967年モデルの特徴だった溝模様から着想を得たデザインで、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを交互に組み合わせる構成だ。マイクロアジャスト機能付きのダブルセーフティフォールディングクラスプとプッシュピース式開閉システムを備え、見た目と装着感の両面からブラッシュアップしている。リンクはオーバル形状で、手首に沿う滑らかなラインを描く。また、ブラックアリゲーターストラップ仕様は、ステンレススチール製のヘリテージ ピンバックルがクラシックな表情を強調する。

ドーム型でサンレイシルバーのダイヤルは、光の当たり方によって柔らかなグラデーションが生まれる。
12個のシルバーポリッシュ仕上げインデックスが環状に並び、「ULTRA-CHRON」のアプライドロゴがハイビートモデルならではの存在感を添える。針はロジウムカラーでまとめ、3時位置には台形型の日付表示を配置。ここには初代ウルトラ-クロンのヴィンテージ書体を引き継いだ数字が入る。

○毎時36,000振動のキャリバー L836.6

ムーブメントは、ロンジンのエクスクルーシブキャリバーL836.6。毎時36,000振動(5Hz)の高振動自動巻き機械式ムーブメントだ。シリコン製ヒゲゼンマイと革新的な素材を組み合わせることで、ISO764規格を上回る耐磁性能を実現している。パワーリザーブは約52時間。

精度面では、ムーブメント単体ではなく「完成した時計」として、ジュネーブの独立時計試験所TIMELABによるクロノメーター認定を取得。ISO3159に基づき、完成した時計に対して8℃・23℃・38℃という3つの温度条件と複数ポジションで15日間のテストが行われる。

○ハイビートとクラシックデザインを一体にしたドレスウォッチ

「ウルトラ-クロン クラシック」は、ロンジンが1世紀以上積み重ねてきた高振動技術の延長線上にあるモデルだ。ドーム型のサンレイダイヤル、ボックス型サファイアクリスタル、薄型ステンレススチールケース、そしてブレスレットの溝模様など、ディテールには1967年のエッセンスが息づく。

一方で、TIMELABクロノメーター認定や高い耐磁性、使い勝手に配慮したマイクロアジャスト機構など、スペックは現代の時計ファンの期待に応える水準にある。
高振動とクラシックデザインを同時に楽しみたい人に向け有力な候補だ。

ケース素材:ステンレススチール(ラウンド型)
ケースサイズ:径37mm/40mm、厚さ10.95mm
風防:サファイアクリスタル(両面多層無反射コーティング)
ブレスレット:ステンレススチール製ブレスレット
ストラップ:ブラックアリゲーターストラップ
防水性能:5気圧防水
ムーブメント:自動巻き機械式「ロンジン エクスクルーシブ キャリバー L836.6」
振動数:36,000振動/時(5Hz)
パワーリザーブ:約52時間
価格:ステンレススチールブレスレット仕様(37mm/40mm)が55万7,700円、ブラックアリゲーターストラップ仕様(37mm)が54万1,200円
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