第46回将棋日本シリーズJTプロ公式戦は、藤井聡太竜王・名人と永瀬拓矢九段の間で争われる決勝戦が11月23日(日)に東京都江東区の「東京ビッグサイト」で行われました。対局の結果、雁木対早繰り銀の中盤戦で抜け出した藤井竜王・名人が114手で勝利。
○大一番でのゴールデンカード
両者42局目の対決(藤井の30勝11敗)となった決勝戦は、振り駒で後手となった藤井竜王・名人が2手目に角道を開けて雁木を志向。対する永瀬九段は得意の早繰り銀で積極的な姿勢を打ち出します。3筋の歩を取り込めたのは先手にとって大きな戦果ですが、藤井竜王・名人もすぐさま反撃。ともに敵の玉頭に大きな拠点を作りあう激しい展開となりました。
手裏剣の歩と成り捨ての歩を組み合わせて調子よく攻めているように思われた永瀬九段でしたが「(攻めが)軽い感じもした」という局後の感想からもわかるように、やや攻めさせられている感も否めません。一気の攻略が無理だった実戦の展開を思えば、ジッと2筋に飛車を戻って敵玉に圧力をかけつつ、相手の攻めに制約を与える指し方が優るとされました。
○一歩で止まった先手の飛車角
先手の攻めがひと息ついたところで後手の藤井竜王・名人に受けの絶妙手が出ます。先手の飛車筋を緩和するようにポツンと歩を打ったのがそれで、この歩を取ると飛車銀両取りをかけられる先手はこれを取れません。格言「大駒は近づけて受けよ」の効果をまざまざと見せつけられた永瀬九段は「(この歩が)浮かばない手で、さらに忙しくさせられた」と認めるよりありませんでした。
丁寧な受けで優位に立った藤井竜王・名人は緩急自在の指し手でリードを拡大。本格的な反撃の前に玉形を整えたのが玄人好みのタメる一手で、先手に有効手がないのを見越しています。
一局を振り返ると、やや無理気味に動いた永瀬九段の攻め手を丁寧な読みでかわしつつ、秘孔を突いた受けの決め手で突き放した藤井竜王・名人の快勝譜に。自身3回目となる優勝を決めた藤井竜王・名人は「雁木は経験値が十分でないところもあるが結果を出せて励みになる」と喜びを語りました。
水留啓(将棋情報局)
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