2~3年前から続々と登場しているのが、生成AIが高精度に文字起こししてくれるAIボイスレコーダー。磁力でスマホと一体化できるカード型やICレコーダー型、イヤホン型が主流ですが、ボールペン型のモデルがクラウドファンディングに登場。
操作はシンプル、録音を終えると自動で文字起こし
生成AIの進化に合わせ、各社から続々と登場しているのが「生成AIによる文字起こし機能を備えたボイスレコーダー」。単に会議や授業などの発言を文字起こしするだけでなく、内容の要約や議事録も作ってくれる製品が増え、人力による文字起こしと比べて圧倒的に効率が高く正確なことが評価されています。
この手のデバイスは、磁力でスマホと一体化できる製品などさまざまなタイプが登場していますが、新たにペン型のデバイス「Flowtica Scribe」がMakuakeに登場。ボールペン型の本体にマイクやメモリー、バッテリーを搭載しており、録音した音声をAIが文字起こししてくれるデバイスです。外装は金属で質感が高く、ボタンや充電端子を見なければちょっと高そうなボールペンにしか見えないのもよいと感じます。
操作はとてもシンプルで、ペン後部のボタンを2秒長押しすると録音を開始し、1秒押すと終了するという流れ。手探りでも操作できます。録音を終えるとデータが自動でスマホに転送され、文字起こしを実行して要約も作成してくれ、手間がかかりません。文字起こしや要約は複数の生成AIを組み合わせて実行するため、精度はかなり高いと感じました。マイクはペン先とは逆の部分に搭載しており、少し離れた場所にいる人の声もしっかりキャッチして文字起こししてくれ、性能は高いと感じました。
文字起こししたあとAIに音声で質問すると、録音内容に基づいて回答を文章で返してくれる機能も搭載。
内容をもとに作ってくれる図版や要約がお見事
ユニークなのが、内容をもとにした図版も自動作ってくれること。図版内の文字は、現時点では英語表記しかできないようですが、これをベースに自分で日本語にして資料などに使えそうです。
機能も優れていますが、何よりFlowtica Scribeはペン型であることに価値があると感じます。胸ポケットに収めたり、ペンのクリップでシャツなどに固定すれば、本体を手に持たなくても録音できます。立ちながらの会話でも、手をふさがずに使えるのは便利だと感じました。ポケットに入れてもマイクが露出するので、集音精度が落ちることもありません。ポケットに差していても、よほど注意して見ないと録音しているとは思われない点も、さまざまなシーンで重宝しそうです。
一般価格は26,800円で、Makuakeでの早割価格は19,900円からと、この手のAIボイスレコーダーとしては標準的といえます。注意したいのは、高精度な文字起こしなどAIまわりの機能はサブスクリプションで毎年料金がかかること(機能制限版のオフライン文字起こしは無料)。サブスク料金は年16,800円(プレミアムメンバーシップの場合)なので、月あたり1,400円かかることを覚えておきましょう。











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