●「自分のことを面白いと思ってない」 目指すはオールマイティな芸人
2024年に『M-1グランプリ』で史上初の2連覇を達成したお笑いコンビ・令和ロマンの松井ケムリ。今年はソロでの活躍が目覚ましく、レギュラー番組も一気に増えた。
年末年始もテレビに引っ張りだこになるようで、12月31日には東京・TOYOTA ARENA TOKYOで開催される「やさしいズタイpresents『超超超、超超超、超超超超超難問王決定戦 超大晦日』」への出演も決まっている。ケムリにインタビューし、数々のテレビ番組に出演する中で抱いている思いや、今後の抱負などを聞いた。

これまでも「超超超、超超超、超超超超超難問王決定戦」に出演したことがあるケムリは「本当に超楽しいイベントです」と今回も心待ちに。「お客さんも自分たちが参加している感覚があるイベントで、脱出ゲームやマーダーミステリーなどと似た快感があると思うので、それを体感していただきたいです」とアピールする。

大みそかは同イベントのほかに、テレビ出演も決まっているようで、「ありがたいことに一昨年くらいから年末年始忙しくさせてもらっていて、今年はさらに忙しくしたいです」と意気込む。

今年はソロでのレギュラー番組が急増するなど大活躍の一年に。『キッズが見てる! もしもタレントじゃなかったら』(TOKYO MX)、『ニカゲーム』(テレビ朝日)が始まり、『探偵! ナイトスクープ』(ABCテレビ)、『GURU GURU!』(J-WAVE)に加入したほか、冠特番も放送。ほかにも様々な番組で存在感を放っている。

ケムリは「2025年はめっちゃテレビ出ていましたね」と振り返り、「すごくうれしいです」と笑顔を見せる。

テレビで特にやりがいを感じていることを尋ねると、「特に『ニカゲーム』と『ナイトスクープ』は幅広い層に届いているなと感じられてうれしいですし、自分はツッコミなので、テレビでもツッコんでいる方がやりがいを感じるというか、見てもらいたい部分かもしれません」と回答。

「『ニカゲーム』はお二人(Kis-My-Ft2二階堂高嗣とtimeleszの猪俣周杜)がすごいですし、『ナイトスクープ』もいろんな依頼者さんがいますし、『キッズが見てる! もしもタレントじゃなかったら』も子供相手なので、ツッコミという点でやりがいは大きいです。福留(光帆)さんとのラジオ『GURU GURU!』もかなりやりがいがあって、福留さんはスピードが速いですし、ボケまくるので、すごく鍛えられている感じがします」と語る。


そして、どの仕事も常に成長したいという思いで臨んでいるという。

「毎回が修業だと思ってやっているというか、いいことを言えたときはうれしいし、それを繰り返していくと、もっと実力がつく日が来るのではないかと思いながらやっています。毎回本番なので結果も出さないといけないですし、戦いの中で成長したいと思っています」

クイズ番組でも活躍しているが、クイズの成績よりもトークに重きを置いている。

「クイズの成績は悪くてもよくて、それよりも、例えば『くりぃむクイズ ミラクル9』だとくりぃむしちゅーさんと面白く絡めることが一番うれしいです」

今後の抱負を尋ねると、「面白くなりたい」と即答。「自分のことを面白いと思ってないので」と、『M-1』2連覇という輝かしい実績を持ちながら自己評価が低い。

「周りに面白い人たちがたくさんいるので、その人たちと比べると面白くないなと。ツッコミだからというのもありますが、ボケるのが苦手で。ひな壇で自分が話を振られたときなど、ボケられないと先輩に絡んでもらうのも難しいですし、ツッコんでもらえるようになりたいという思いがあります」

目指すは、ツッコミもボケもできるオールマイティな芸人とのこと。

「今ツッコミ修業中ですが、ボケもできたら最高だなと。麒麟の川島(明)さんとか両方できますが、そういう風にどちらもできる人を目指したいです」

●ソロ仕事増で改めて感じた相方・くるまとの相性の良さ「しっくりくる」
コンビとしての抱負も尋ねると、来年5月16日にKアリーナ横浜で開催するコンビ史上最大2万人規模の単独ライブ「RE:IWAROMAN」の成功を掲げ、さらにその先の展望については「『M-1』2連覇というありがたい肩書きがあるので、たまに現れる、たまに降りてくる伝説の漫才師みたいになれたらかっこいいですよね。そうではなく、たくさん漫才するようになってもいいしですし」と語る。

今年4月に相方の高比良くるまが吉本興業を退所し、漫才含めコンビでの仕事は減っているが、関係性は「特に変わってない」と言い、相性の良さを改めて感じているとも話した。


「やっぱりしっくりきますよね。YouTubeも『ラヴィット!』もラジオもあるので、そんなに会ってない感じはないですが、いろんな人としゃべると、よりピタッとハマるなという感じはあります」

そして、相方がくるまでよかったと感じる瞬間を尋ねると、「誰よりもよくしゃべるところです。本当にすごいと思います」と回答。ケムリがリスペクトする伊集院光とくるまは「近いところがあるんじゃないですかね」と言い、「だから組んでいるのかもしれないなと思います」と話した。

また、裏で過ごしているときも「くるまはよくしゃべっている」と言い、密なコミュニケーションがコンビの関係性の土台になっているという。「普段から2人でよくしゃべっていて、『M-1』の時期は会話の中からネタが生まれることもありましたし、それは本当に大事なことだと思います」と語っていた。

■松井ケムリ
1993年5月29日生まれ、神奈川県出身。慶應義塾大学在学時に高比良くるまと「魔人無骨」という名前でコンビを結成。その後、NSC東京校へ入校し、2019年に現在のコンビ名である「令和ロマン」に改名。NSC在学中から『M-1グランプリ』に出場し続け、2023年に決勝初進出で優勝を勝ち取ると、翌2024年にも優勝し、史上初の2連覇を達成した。現在は『ラヴィット!』(TBS)、『キッズが見てる! もしもタレントじゃなかったら』(TOKYO MX)、『ニカゲーム』(テレビ朝日)、『探偵! ナイトスクープ』(ABCテレビ)などにレギュラー出演中。またYouTubeチャンネル『official令和ロマン【公式】』が不定期更新中。
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