株式の信用取引は、レバレッジをかけて株式を売買できるサービスです。これから信用取引にチャレンジしてみたい方もいるのではないでしょうか。
この記事では信用取引で定評のある証券会社を5社ピックアップし、比較をしてみた結果を解説します。
信用取引サービスが充実している証券会社BEST5

証券会社のうち、とくに信用取引サービスが優れている会社は以下のとおりです。

○SBIネオトレード証券

かつて信用取引は手数料のかかるサービスでしたが、いち早く無料化に踏み切ったのがSBIネオトレード証券です。2019年12月から取引手数料が無料となり、条件なしで誰でも手数料0円で取引ができます。

信用取引の代表的なコストである金利も2.30%(制度信用・買の場合)とかなり低くなっています。また、取引実績により金利が優遇され、最低の場合は1.19%とさらに低金利になります。
○SBI証券

大手ネット証券であるSBI証券も、取引手数料が完全に無料となっています。モバイルに対応しており、スマホでいつでもどこでも信用取引ができるのもメリットです。

SBI証券は取り扱う金融商品が多彩で、NISAやiDeCoといった長期の資産形成に役立つサービスも充実しています。さまざまな金融商品の取引を、1つの証券会社で行いたい方に向いています。
○楽天証券

楽天証券の「ゼロコース」なら、いつでも誰でも手数料0円で信用取引ができます。ただし、原則としてSOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文の利用が必須となる点は押さえておきましょう。


楽天証券は、投資で楽天ポイントが貯まったり、楽天ポイントを使った投資ができたりするのも魅力。楽天市場・楽天カードなど、楽天経済圏を利用している方におすすめです。
○マネックス証券

マネックス証券では、信用取引と貸株サービスの併用が可能です。現物株を担保として取引しながら、貸株金利を受け取れます。

また、株主優待の取得で株価下落リスクを抑えるため、短期信用取引が活用できます。現物取引の買いと、信用取引の売りを併用する手法で「つなぎ売り」と言います。

株価が下落しても、信用取引の売りなら株価が下がると利益が出るため、損失を抑えることが可能です。
○GMOクリック証券

GMOクリック証券の信用取引も、手数料は完全に無料です。大口の顧客のためのVIPプランがあり、条件を達成すると制度信用取引(買)の金利が1.8%とさらに低くなります。

スマホアプリの取引ツールにより、チャート上のラインからそのまま注文したり、分析パターンを切り替えたりといった操作が可能です。
信用取引をする際に押さえておきたいポイント

これから信用取引にチャレンジする方に向けて、頭に入れていただきたいポイントを解説します。
○リターン・リスクともに高い

信用取引は、最大で約3.3倍のレバレッジをかけて取引が可能です。
手持ちの資金以上の規模の取引ができることから、短期間で大きな利益を得られる可能性があります。

その一方で、信用取引は現物取引と異なり、投資資金以上の損失を出してしまうリスクもあります。また、金利など現物取引にはないコストも発生します。
○空売りの損失は無限大

信用取引は、空売り(売りから入る取引を行うこと)ができるのもメリットです。株価が下がれば、空売りによって大きな利益を得られます。

ただし、株価に上限がないため、理論上は株価が大きく上がると損失が無限大に膨らんでいく恐れがあります。
信用取引ではリスク管理の徹底が重要

信用取引で大きな損失の発生を回避するには、リスク管理の徹底が不可欠です。まず、レバレッジを抑えて、取引規模を大きくしすぎないようにしましょう。

次に、損切りのルールを事前に決め、確実に実行しましょう。感情で取引をせず、損切りのラインに達したら淡々と処理することがポイントです。

保証金維持率は常に把握し、追証を回避することも非常に重要です。

安藤真一郎 あんどうしんいちろう マーケティング会社に勤務した後、フリーランスのライターに転身。
多種多様なジャンルの記事を執筆するなかで、金融リテラシーを高めることや情報発信の重要性に気づき、現在はマネー系ジャンルを中心に執筆している。 ライターとして、知識のない人でも理解しやすいよう、かみくだいた文章にすることが信条。 ファイナンシャルプランニング技能士2級、日商簿記検定2級取得。 この著者の記事一覧はこちら
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