2024年に『R-1グランプリ』史上初となるアマチュアファイナリストとなり、大きな注目を集めたどくさいスイッチ企画。同年3月に会社を辞め、5月に関東へ移住、そして今年8月にアミューズに所属した。
『R-1』決勝進出を機に人生が一変したどくさいスイッチ企画にインタビューし、芸名に込めた思いを聞いた。

――「どくさいスイッチ企画」という芸名に込めた思いを教えてください。

「どくさいスイッチ」はドラえもんの道具で、気に入らない人の名前を言いながらボタンを押すと、その人がこの世界から消滅していなかったことになるという道具なんですけど、本編だと、のび太がまずジャイアンを消して、スネ夫も消して、どんどん人を消して最終的に世界に1人ぼっちになってしまうという展開なんです。なので、僕は世界に1人ぼっちになっても頑張るぞという意味を込めて「どくさいスイッチ」を使っていて、後ろに劇団ひとりさんの「劇団」みたいな感じで「企画」をつけて、「どくさいスイッチ企画」という名前にしました。

――いつ頃からこの芸名に?

大学生のときに、1人でお笑いをやるライブを開催した際、劇団名みたいな感じで「どくさいスイッチ企画 presents」とつけたんです。それをまさかこんなに長く使うことになるとは思ってなかったですけど、それ以外の芸名も思いつかなかったので、ずっとそのまま使っています。

――落語のときは「銀杏亭魚折」(いちょうていうぉーりー)というお名前だったり、いろんな名前を使い分けていらっしゃいますが、その狙いを教えてください。

「どくさいスイッチ企画」で落語をやってもウケないので。「~亭」みたいな方が落語の人が出てきたという風になるので、大学のときから落語では「銀杏亭魚折」という名前を使っていて、長いので大喜利のときは「ウォーリー」という名前にして、使い分けています。

――今後もそれぞれの場面で使い分けていく予定ですか?

落語をやるときは「銀杏亭魚折」にして、分けるつもりでいます。

■どくさいスイッチ企画
1987年9月生まれ、神奈川県川崎市出身。大阪大学経済学部卒業。
大学では落語研究部に所属し、古典落語の改作「動物園」で第7回全日本学生落語選手権・策伝大賞を受賞。社会人となって以降もアマチュア落語家「銀杏亭魚折」として活動し、社会人落語日本一決定戦で優勝。2020年より「どくさいスイッチ企画」として本格的に一人コントを開始。2023年に「全日本アマチュア芸人No.1決定戦」で優勝、2024年『R-1グランプリ』ではアマチュアとして初のファイナリストに。ショートショート作家としても書籍化を果たしている。現在アミューズ所属唯一の芸人。12月18日に東京・渋谷ユーロライブでお笑いライブ「どくさいスイッチ企画 presents『スイッチ』」の第1回を開催する。
編集部おすすめ