メルカリのグループ企業であるメルペイは12月10日、全国の18~69歳の男女を対象に実施した「推し活と金銭感覚・消費行動」に関する調査結果を発表した。

推し活を行っている600名への調査から、推し活費が精神的な満足を支える「心の生活費」として位置づけられている一方、6割以上が支出管理に悩んでいる実態が明らかになった。


調査によると、何らかの「推し」を持つ人は全体の48.8%に上り、その対象はアイドルやアニメといった従来の領域から、趣味・クリエイティブ(17.1%)や体験(15.3%)などライフスタイル全般に拡大している。

推しや推し活の位置づけについては、5人に1人以上(22.5%)が「生活必需品(生きるために必要)」と回答。推し活費に対する考え方では「心のコンディションを整えるメンテナンス費」(47.7%)が最多となり、「自己肯定のための支出」(26.4%)、「推しがいるからこそ仕事を頑張れる」(25.5%)が続いた。

推し活における物価高の実感については約8割(77.1%)が「感じる」と回答したものの、半数近く(48.1%)は推し活費を「減らしていない」ことが判明。その理由として「精神的な満足感や幸福度を維持したかったから」(38.8%)が最多となった。

推し活を行う際に事前に予算を決めているかという質問に対し、9割以上(91.6%)が「決めていない」と回答。また、約6割(58.3%)が「想定以上にお金を使いすぎた経験がある」と答えた。使いすぎた際の心情については「不安や葛藤を感じている」(29.1%)が最多だったが、「後悔はない」(26.4%)という声も同程度あった。

一方で、6割以上(63.3%)が推し活における支出管理に悩んでいると回答。最大の理由は「予期せぬイベントやグッズ販売など、突発的な高額出費への対応が難しい」(27.5%)だった。2025年で最も高額だった支払いの具体例として、チケットの当落が分かるまで金額が確定しない「遠征・宿泊・交通費」を挙げる声が多く見られた。

物価高の中でも推し活を続けるための工夫として、「他の趣味や娯楽の費用を削る」(30.5%)や「購入頻度を下げる」(25.5%)といった節約策が多数を占めた。
一方で、「ポイントを活用する」(22.3%)や「フリマアプリで不要になったグッズを売却し、活動資金に充当する」(16.2%)といった、賢く資金を生み出す「循環型推し活」も広がりを見せている。

この傾向は特にメルカード利用者で顕著で、推し活の工夫としてフリマアプリを活用する人は34.7%と、全体(16.2%)と比較して約2倍の割合となった。メルカリの売上金(メルペイ残高)を支払いに直接充当できるメルカードの機能が、循環型推し活を後押ししていることがうかがえる。

【調査概要】
- 調査時期:2025年11月21日~11月25日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国の18~69歳男女4,707名のうち、推し活を行っている600名
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