米Microsoftは12月15日(現地時間)、実験的機能を先行体験できるWindows Insider PreviewのCanaryブランチに対して、バージョン「28020.1362」をリリースした。すでにWindows Updateから適用できるようになっている。


Microsoftは先行機能を体験したいパワーユーザーや開発者向けにInsider Previewプログラムを提供しており、安定性や先行度に応じてCanary、Dev、Betaの3種類から選択できるようになっている。最近は比較的安定バージョンであるDev、Beta向けの機能拡張が続いており、今回Canary向けにこれらの機能拡張が統合された形。最も新しいバージョンであるはずが、新機能を試せていなかった状態が是正されている。

ちなみに、Canary Channelでは全く新しいプラットフォーム(コードネームはBromine)への移行を検証中。Qualcomm Snapdragon X2やNVIDIA N1Xのような未発表プロセッサへのサポートを目指しているとされており、現在広く展開されているWindowsのGermaniumプラットフォームとは異なっている。このため、Canaryでは今のWindows向けに開発された新機能をしばらくリリースできていなかったのかもしれない。
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