カーディフ生命保険は12月17日、「第7回 生活価値観・住まいに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は10月3日~7日、全国の20~69歳の男女2,500人を対象に、インターネットで実施した。


現在感じている不安を尋ねたところ、「物価高」(88%)が3年連続で1位となり、2位は「老後の資金」(83%)となった。そのような中でも、住宅を購入したいと考える人は37.2%と、過去5年で最も多くなっている。特に20代では51.1%が住宅購入意向を持っていることがわかった。

住宅ローンの返済期間については、実際は「30年以上」が55%を占める一方で、理想は「20年以内」が54%と乖離が見られた。20年以下という短期間での完済を希望する理由としては、「老後にローンを残したくない」「将来の負担をなくしておきたい」などが目立った。

住宅購入後の後悔を尋ねたところ、「団信の特約を付ければよかった」が圧倒的に多く、6年連続で1位だった。後悔の理由は、1位が「事故や病気への不安」(29%)、2位が「災害・感染症など社会的リスク増加の実感」(28%)、3位は同率で「失業への不安」「途中加入ができないと知った」(23%)だった。

団信の特約を付けなかった理由は、「どれを付ければよいかわからなかった」(22%)、「すでに他の保険に加入していて、保障が重複する」(20%)、「契約時に特約のことを知らなかった」(20%)など、契約時の知識不足をあげる声が多かった。

住宅購入者に、購入時点で特約を知っていたか質問したところ、「購入前から知っていた」と回答した人は全体で38%にとどまった。住宅ローン契約前に、団信や特約について「情報収集・検討を行った」人は約5割(団信55%、特約51%)で、その情報源は20~30代はSNSや動画サイト(25%)が他の年代よりも高く、40代ではインターネット(50%)が他の年代よりも多かった。

キャリア観については、就業意向がある人の8割以上が60歳以降も働くことを希望しているが、20代から30代では早期離職を望む傾向も他世代より高い。

「過去にやっておけばよかったこと」を尋ねたところ、全世代を通じての1位は「資産形成・貯蓄」だった。
特に若年層において、投資や資産運用への関心が顕著に高まっている。
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