ENEOSは12月18日、2026年1月6日~9日まで米ラスベガスで開催されるCES 2026に出展し、“冷却”をテーマに商品紹介や取り組み事例の展示などを行うことをアナウンスした。

○「冷却」をテーマに出展

CESは、世界中の企業が最新技術を披露する世界最大級のテクノロジー見本市。
ENEOSは2023年からCESへの出展を行っている。CES 2026での出展内容は、大きく3つ。

「ENEOS IXシリーズ」は、データセンターのサーバー冷却のために開発された液浸冷却用の冷却液。データセンターの電力消費が大きくなり、発熱量が増大する中で、冷却技術の最適化により電力消費を削減するソリューションとなる。

放熱グリースは、同社がこれまで培ってきたグリース製造技術と添加剤配合技術を生かし、高熱伝導性/接点不良防止/優れた作業性といった特徴を備えたもので、高度デジタル化と次世代エレクトロニクスの省エネルギーに貢献する。

EV/HEV用の潤滑油である「EV/HYBRIDシリーズ」は、同社が自動車用潤滑油の開発で培った経験に基づき開発された革新的な潤滑油だ。

今回の出展を通じてENEOSは、エネルギー・素材の安定供給という「今」の責任を果たしながら、「将来」もその責任を果たし続けるためにエネルギートランジションへの取り組みを推進していくとしている。
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